現地の食事事情は、歴史が深く関係してたりします。
カーディフには、多種多様な国のレストランやご飯屋さんが沢山あります。
「それは、なぜ?」
食べ物を通して、カーディフと他国との歴史を見てみましょう。
アメリカ

イギリスの弟として
イギリスから独立したアメリカ。
そのポップカルチャーは、現地イギリスの若者に大変人気です。
目を引く真っ赤なケーキ
真っ赤な生地が目を引く、『レッドベルベットケーキ』
アメリカ発祥です。
見た目から、ベリーの味付けを想像していましたが、しません。
ただ甘い。
中にはバタークリームで、甘さのWパンチ。
拳くらいの大きさしかありませんでしたが、結構キツかったなあ(笑)
アメリカのお菓子は、イギリスでも普通に浸透しています。
イギリスのお菓子類は、基本的に砂糖がしっかり使われていて甘い。
アメリカのお菓子だけが甘いのかと思ってましたが、元凶がいたんだね…
さすが兄弟。
(怒られるかな)
店名:Cafe W Cardiff
住所:2A The Hayes, Cardiff CF10 1WB イギリス
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ポルトガル

同じ海の国として古くからの付き合い
19〜20世紀初頭、石炭を買いに世界中の船がカーディフ港へ集まりました。
ポルトガルも海の国。
古くからカーディフ港へ、多くの船乗りたちが寄港。
現地へ住み着いたポルトガル人による、コミュニティが出来上がりました。
日本でお馴染み『エッグタルト』
ポルトガル語で、『パステル・デ・ナタ(Pastel de Nata)』
カーディフの日常に当たり前に馴染んでいるのがナタ。
仕事前のコーヒーと一緒に、おやつとして、など。
地元の人たちに人気で、とても愛されていました。
「なぜナタがこんなに人気なのか?」
と思っていましたが、歴史を知れば古くから親しまれて当たり前になったことが分かります。
ここのお店では種類が色々ありましたが、オリジナルの味を知ってしまったら選択肢はそれ以外ありません。
(私の周りも同じく(笑))
卵カスタードの甘い香りと、サクトロとした食感がたまらなく美味しい。
何個でも行けちゃうお菓子です。
店名:Portuguese Bakery
住所:イギリス 〒CF10 1BW カーディフ
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ポーランド

古くからの絆が繋ぐ現在
EU拡大により、外国人人口のトップクラスに位置するポーランド。
イギリスで働きに来ているポーランド人が多くいます。
しかし、EU拡大以前から【ポーランドとカーディフ】には縁がありました。
ポーランドは侵略を何度も経験した国。
ナチスから逃げてきたポーランド人たちは、ウェールズ(カーディフ周辺)へ亡命。
ナチスの侵略後、次はソ連の支配下となり、亡命してきた人たちは帰郷が困難に。
そこでウェールズ人は、ポーランド人を温かく迎え入れ、コミュニティ形成を手助けしたという背景があります。
親切にしてもらった記憶が、現代のポーランド人にも引き継がれているんですね。
ピエロギ(Pierogi)
餃子のような見た目のピエロギ。
外はモチモチ、中にはしっかり味付けされたひき肉がぎっしり。
10cm以上はあったでしょうか?
結構大きいです。
写真の量だけで、お腹一杯。
(あ、私結構食べる方です)
アヒルのひき肉が使用されており、ポーランドで通常食べられるものより贅沢な仕様。
赤いソースは『プラムソース』で、ピエロギの油っぽさをさっぱりに変えてくれる良いバランサーです。
美味しかったから、また食べたいなー!
店名:Pierogi
住所:Cardiff Market, Stall 213-217 Second, 5-7 St Mary St, Cardiff CF10 1AU イギリス (マーケットの2階)
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イタリア

出稼ぎから始まった歴史
19世紀後半、炭鉱業で栄えるウェールズ南部へ、多くのイタリア人が海を渡りました。
その頃、イタリア国内は深刻な不況のため、市民は貧困に喘いでいました。
ウェールズへ出稼ぎに来たイタリア人は、労働者のためにアイスクリーム屋やカフェを開き始めました。
今やイタリア料理は、日常的な料理として溶け込んでいます。
現在でもカーディフでは、イタリアのカフェやレストランを至る所で目にします。
馴染みはあっても本物は少ない?
カーディフでも、ピザは日常的に食べられています。
スーパーの冷凍ピザやピザハットのような宅配ピザまで様々。
ただ、本物は中々ないとカーディフ在住イタリア人。
「本物を食べさしてあげる」
と連れてかれて食べたピザは、耳が広めでシンプルなトッピング。
「どこが本物だと思うの?」と尋ねると、言葉に出来ない模様。
曰く、生地とか窯やトッピングがイタリア人には本物だと分かるんだそう。
カーディフでは、イタリアのお菓子『カンノーロ(Cannoli)』も普通に愛されていました。
日本では最近人気になりましたが、カーディフでは以前から当たり前にあった様子。
イタリアのレストラン・カフェや、全然関係ないお店にも売られていてびっくり。
店名:Ffwrnes Pizza
住所:Market, Central Market, 231-241, Cardiff CF10 1AU イギリス (マーケットの2階)
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モロッコ

中東からの訪問者として
石炭を買いに集まった船の中には、中東・北アフリカからの船もありました。
多くの船乗り達がカーディフへ住み着き、今やイギリスで『最も古いムスリムのコミュニティ』の一つに。
現在もカーディフでは、多くのアラブ人たちを見かけます。
タジン鍋(Tagin)とレーベン(Laben)
タジン鍋は、日本でも聞いたことがあるのではないでしょうか。
写真は、ホロホロに煮込まれたラム肉と、上にドライフルーツがかけられたもの。
(アラブ系店員さんのおすすめ)
シナモンなどのスパイスが使われており、日本にない味。
サービスのピタパンと食べると調度良く、最後までとても濃い味付けです。
レーベンとは、ヨーグルトの飲料です。
ただ日本のラッシーとは違い、砂糖なし。
めっちゃくちゃ酸っぱい!
(お店の人も、心配顔でそう教えてくれてました…)
タジン鍋の濃い味付けには、調度良かったかも。
アラブ系のお客さんがひっきりなしに出入りしていて、ここの料理が本場通りだろうと思います。
そもそもここを紹介してくれたのは、アラブ人のクラスメイトなのでそりゃそうか。
店名:Casablanca
住所:112 Albany Rd, Cardiff CF24 3RU イギリス
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日本

日本の近代化とイギリス
明治時代、日本は「イギリス」をお手本に近代化を進めました。
特に海軍は、セーラー服、敬礼、食事などイギリス海軍をお手本としました。
日本軍で「脚気」が流行った際、イギリス海軍を真似てパン食にしたところ、患者が減ったということも。
日本の学校で聞くチャイムは、ロンドンにある『ビッグ・ベン』と同じメロディ。
想像以上に、日英同盟は現代の私達の生活にも大きな影響を与えていますね。
カーディフと日本
カーディフと日本は、「石炭」で意外なつながりがあります。
現在、世界遺産となった「軍艦島」と日本海軍は、蒸気船を動かすのに石炭を必要でした。
そこで目に留まったのが、カーディフ港から輸出されるウェールズの石炭。
「煙が出なくて、馬力が出る」
古くから日本は、カーディフとも接点があったんですね。
人気最骨頂!日本食は「ブランド」
イギリス全体で、今「日本食」は大ブーム真っ盛り。
2025年、スーパーM&Sでは『いちごサンド』が発売されて話題になりました。
抹茶ラテも人気で、皆普通に頼みます。
カーディフには、チェーン店Wagamama(ワガママ)、Yo! Sushi(ヨォ! スシ)や個人店など日本食レストランが沢山。
ラーメン激戦区なんてあったり。
日本の調味料や食品も売られています。
感動したのは豆腐!
結構日本で売られているものに近い豆腐を、カーディフのスーパーで買うことが出来ます。
そういえば、ホストマザーに会って早々、こう言われました。
「娘がお寿司好きよ。ほら、上に辛いソースつけて食べるやつ」
いやそれ、韓国!!
(韓国では、お寿司に辛いソースかけて食べることもあるみたい)
見た目はファンシー! でもお味は結構、本物
カーディフで、少し高めの日本レストランへ行きました。
中は、真っピンクで派手派手な装飾に、浮世絵や甲冑が飾られている。
スモークの中からデザートが出てきて、「侘び寂び」なんて微塵もない(笑)
だけど、味はとても日本の味付けに近くて美味しかったです。
アレンジの効いた「からあげ」や「春巻き」など沢山メニューがあって、心踊りました。
(久々の日本食)
「このアミューズメントさが、海外流の楽しみ方」なのか、と勉強になりました。
因みに、現地ではお餅が人気。
Mochi=『餅に包まれた中身アイスのもの(中国産)』
店名:The Ivy Asia Cardiff
住所:45 The Hayes, St Davids Centre, Cardiff CF10 1GA イギリス
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しっかりした木綿豆腐というかんじ

味噌は日本スーパーで購入
最後に
カーディフは、港街だというだけあって多種多様な食事の選択があります。
今回紹介になかった、ベトナム、中国などのアジア圏や他ヨーロッパのご飯屋さんもありました。
現地に行くと、想像以上の選択肢にびっくりするかもしれません。
お城もいいけど、食べ歩き観光として訪れるのも楽しいところ。
カーディフで食べ歩く予定のあなたへ、この記事が参考になったら幸いです。

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