イギリス連合国4カ国の内の一つ『ウェールズ』
日本では馴染みある方は少ないのではないでしょうか?
そこで、3ヶ月カーディフに滞在した私の、現地リアルをまとめました。
今後、カーディフへ渡航・滞在予定の方のお役に立てれれば幸いです。
ウェールズの首都【カーディフ】について
位置とアクセス

ウェールズは、イギリス南西部に位置する国。
カーディフへは、ヒースロー空港から電車・バスで向かいます。
空港から、【高速電車】または【リムジンバス(ナショナルエクスプレス)】で3時間くらい。
電車のが、わすかに早いです。
ですが、私は以下の理由から避けました。
・値段が高い
・突然のストライキが起こる
・所要時間がバスとそこまで変わらない
カーディフの近くに、ローマ時代に温泉が栄えた『バース(Bath)』や『ロゼッタストーンのある観光地』あります。
電車で1日観光も可能。
ウェールズの政治

イギリスは議会制で、首相がいます。
ウェールズの首相は、スターマー英国首相(2024年現在)です。
つまり、『イギリスの首相=ウェールズの首相』でもあるということ。
「ウェールズ自体の首相はいないのか?」
いえ、います。
ウェールズにも議会があります。
よって、ウェールズの首相もいます。
現ウェールズ首相は、モーガン氏(2024年現在)。
ウェールズ史初の女性首相になりました。
ウェールズだけでなく、スコットランド、北アイルランドもそれぞれ独自の議会があります。
独自の政治意識があり、個人差あれどイングランドに対して反骨精神があるようです。
「別に我々、イングランド人じゃないですから」
イングランドからの独立投票は、何回も行われています。
スコットランド、北アイルランドも同じく。
今のところ、実現はされていません。
私の知人(ウェールズ人)曰く、
「私達はスナク(2023年時首相)ではなく、ウェールズ首相の言うことに耳を傾けるのよ」
なんだとか。
別の話では、他国にて滞在中、出身国を尋ねられたそう。
「ウェールズ」と言っても分からないだろうと思い、
「イギリス人だ」と答えたら、たまたま付近にいたウェールズ人が近づいてきて
「今後二度と、イギリス人なんて言うんじゃない!
ウェールズが分からないなら、教えてやれ!」
と起こられたらしいです。
(恐怖体験)
上記は、少し意識高めなお話だったとは思います。
有名な冗談で、
「ウェールズ人には、イングランド人と言ってはいけない」というのがあります。
仮に言ったとしても、
「違います、ウェールズ人です」と返されるというオマケ付き。
くれぐれも皆さん、お気をつけて。
(私は言わないようにしましたよ笑)
ウェールズ人のことは、『ウェリッシュ(Welish)』と呼びます。
カーディフ市民の国民性と信号無視

カーディフに住む人達ってどんな人なんでしょう?
【私の感想】
・穏やか、優しい、思いやりがある
・バスでは、お年寄り、ハンディーキャップのある方、子供たちに迷いなく席を譲る
・「ありがとう」「ごめんなさい」アイコンタクトを絶対に忘れない
・働き方は、日本人同じ『ハードワーカー』
・歩行者は信号無視を軽やかに、当たり前に行う
そこまで日本人と変わらないように感じませんか?
「なんだったら、日本人より親切丁寧でコミュ力高め?」とも。
カーディフで驚いたのは、列に並んでいても、抜かされることは一切なかったことです。
むしろ、先に待っていた人が後ろの方にいたら、順番を譲ったり。
(列を作らず、点々と待っている時とかにそうなりがち)
知らない人同士で、軽い世間話もします。
バスを待っている際に、知らない人同士で会話が大盛り上がりしているのを見たこともあります。
(とはいえ、悪い人・機嫌悪い人・変な人もいます。警戒は怠らずに)
働き方に関して、職業によると思いますが夜遅くまで働く人もいます。
カーディフは、ビジネス街でもあります。
夜遅くまでビルに明かりがついており、現地の友人たちも夜まで働いてました。
ウェールズでは働き者が多いようです。
そして、信号無視。
イギリス名物ですが、カーディフも例外ではありません。
でも、これには理由があります。
信号待ちが、もうすーーーーーーっごい長いんですよ。
「もう一生渡れないのでは…」というほど。
日本の合理的な信号と違って、車の信号ばかりが優先されるんです。
律儀に信号を守っていると、一生待つことになる。
無視をおすすめしているのではありません。
慣れない人がやると本当に危ないです。
周囲がやってるからといって迷いながらやると、クラクション鳴らされたり、事故につながります。
やるなら、タイミングが分かるようになってから。
私は待っていた時期、周囲から「なんで待ってんの?」みたいな無言の視線を感じました
そして、友人(アラブ人・半年滞在済)に「行くわよ!できるから!」と手を引かれ、爆走する車と車の合間を縫い、大きい道路を渡ったのは良い思い出。
(恐ろしかった思い出)
言語(ウェールズ語)

ウェールズの公用語は、英語。
本来は、『ウェールズ語』です。
英語に関して、訛りが強いと聞いていましたが、カーディフではそこまで感じませんでした。
ウェールズの北の方へ上がれば上がるほど、ウェールズ色が濃くなって、訛りが強かったのかも。
そして、英語と併記される形で、ウェールズ語も街で目にします。
『ウェールズの公式言語』として復活したのは、2011年。
英語と併記されるようになったのは、1993年と最近です。
16世紀にイングランドの支配下となってから、400年以上使用が禁止されました。
ウェールズ語しか話せない、ウェールズ語表記しかない、なんてことはないのでご安心を。
言語の規制が解かれたのが最近のため、ウェールズ人でもウェールズ語を話せない人・読めない人たちはいます。
現在は、ウェールズ語の小・中・高学校もあり、ウェールズ語のみで授業を受けます。
ウェールズ語で書かれた文はまるで記号のよう。
全然何言っているか、検討がつきません。
知人のお孫ちゃんは、小学校で諦めたらしいです(笑)
ただ、カーディフ・ラグビー(現地ラグビーチーム)の応援がウェールズ語だったり。
日常にちょっとずつ、溶け込んでいるのを感じます。
カーディフの求人に、「ウェールズ語を話せると良い」と書かれたりします。
なので、現地の語学学校で習ってみるのもいいかもしれません。
物価高と手厚い社会保障の裏側

イギリスの物価は、とにかく高い。
日本の約2倍!!
(は?)
ウェールズは、ロンドンより低いと聞いてました。
いや、高いっ!!高いんだけど。
マックやスタバが高級店みたい(な値段)。
「高級店にでも私は、来たんか?!」
お茶だけに1回5,000円くらい飛んでいく。
スペインから来た友人も、クレジットカードの明細を見てびっくり。
「いったい何にこんなに使ったっけ??」と。
10年前ロンドンを訪れた際も高いと感じましたが、それを上回りました。
私のホストマザーの娘さんはWワーク。
光熱費・水道代引き上げ、物価高騰、コロナの影響で多くの人が失業、お家を手離す人たちが後を絶たないなど。
みんな生活に苦しんでいます。
ただそんな中でも、街中のホームレスはそんなに多くありません。
なぜなら、イギリスは社会保障が手厚いから。
申請すれば彼らには、シェルターが用意されます。
加えてお給金も貰え、むしろ働かなくても生きていけてしまう。
社会保障が手厚い結果、働かない人が楽をして、働いている人が生活苦になっているのが現状。
若い人がホームレスにならざるをえない、という悲しい状況も。
道端にいるホームレスたちは、要求したお金を正しくない物へ使っているようです。
お金をむやみに与えないことをおすすめします。
家探し、そして絶望

カーディフで家を借りる場合、シェアハウスが一般的です。
個室と水回り共有で、約10万円〜(£500〜または£600〜)くらい。
日本のような一室だと、最低値が約13万円(£700〜)くらい。
ただカーディフは学生街なので、学生専用の「安い、綺麗、広い」部屋は沢山あります。
「学生用の部屋はたくさんあって余ってるくらいなのに、社会人用は全然ないんだよね〜」
と現地の友人が言っていました。
都心から離れれば離れるほど、安くなります。
カーディフ周辺は、バスが発達しているため、中心外で探すのもありです。
探す方は早めの行動を。
完全カード社会

カーディフは、『カード社会』。
必要もなく、現金を出せば、嫌な顔をされることも。
スーパー、カフェ、公共交通機関で、クレジットカードのタッチ決済が可能。
【注意】:クレジットカードは2枚(VISA/Masterなど)、そして少しの現金所持をおすすめします。
いつも行くお店、同じカード、同じ端末なのに、突然のエラーで拒否されたことが何回かありました。
また、「現金支払のみ」というお店や「イギリス発行のクレジットカードのみ可」というお店もありました。
様々な状況に備えて、ぬかりなく準備して行きましょう。
ちなみに、カーディフのクリスマスマーケットは、数店を除いてカード支払い可。
(ドイツよりも進んでいる!)
交通網 悲報バスキャンセル(Canceled)界隈

カーディフの主な移動手段が、「車〉バス〉電車」です。
カーディフの現地民は、車移動ですが至る所渋滞します。
バスは専用レーンがあって、むしろ車より早く着けたりします。
バスの進みが遅く、渋滞にはまってそうなら、少し先で降りて歩くのが現地流。
(一杯に人が降り始めるから、大体分かる)
カーディフでのバス移動は、余裕をもって移動しましょう。
バスの支払いは、クレジットカードのタッチ決済。
現金の場合は、前払い制で運転手に伝えます。
基本同一料金で、行き先を伝えるのは不要。
また、バスアプリで定期券を買うこともできます。
乗る際バーコードをかざすだけで便利なので、長期滞在者におすすめ。
乗る時は「Hi」、降りる時は「Cheers」「Thanks」などの挨拶をしましょう。
Cheers(ありがとう)は、現地っ子がよく使います。
遅延はありますが、1分〜10分くらい。
大体のバス停には電光掲示板があり、「あと何分着」というのが分かります。
ただ、たまに恐ろしいことが起こります。
さっきまで「もうすぐ」と表示されていたバスが消え、突然「運行中止(Canceled)」に。
一体なぜ?「もうすぐ」ってなんだったの?
一緒に待ってたおじいちゃんが「またか!」ってキレてました。
(怒り方がすごいイギリス人すぎて、私は感動してた)
その出来事を聞いた、ホストマザーも「それ本当腹立つ」と。
逆にバスが一気に来て、同じ路線がバス停に同時到着してることもまま。
寒空の下、キャンセルにキャンセルが続いて、1時間以上待った時は絶望しました。
(手足の感覚がなくなりかけていたよ)
カーディフにも、2階建てバス(Double- Decker Bus)が沢山走ってます。
2階の一番前は見晴らしが良くて、テンションあがりまくりました。
(何回乗っても飽きなかった)
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治安や観光ガイドを紹介しています。
最後に
イングランドの文化もありながら、独自の文化を確立している。
イギリスのようで、そうでもないウェールズの首都カーディフ。
歴史を残しつつ、現代的でもある現地の事情が少しでも伝わって、お役に立っていれば幸いです。



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