IT化が進んでいるアムステルダムには食べ物のイメージが全くありませんでした。
観光ならゴッホや博物館、アンネ・フランクの家、ミッフィーや色々あるけど食べ物だと何を食べたら良いんだろう?と思ってましたが、いざ行って見ると食べとくべき美味しいものがいろいろあるやん!
確かに奇抜さとか個性的ではないけど、他では食べれないオランダ料理。治安も良くて、人が優しいオランダで食の探検してみましょう。
アップルタルト(Appeltaart)@ヴィンケル43(Winkle 43)
アムステルダムで一番美味しいと有名なお店のアップルタルトは是非食べてみてほしい。アムステルダムの食べ物で検索すると筆頭にあがってくるほど有名なお店みたいです。
フレッシュミントティーで食べるのが王道なようなので、一緒に注文しました。
運ばれてきたタルトは想像していたものよりも大きくて重厚なかんじ。クリームもしっかり乗っていて、朝から食べるのにはすごい量を頼んでしまった、と思ったけどすごく美味しそう!
外は硬めのタルトで、中は大きめのりんごが沢山入った柔らかな生地。味も優しい甘さ。
生クリームは砂糖が加えられてないクリームなのか、甘くないのでむしろタルトの甘さを中和してくれる。できたてなのか、温めてくれたのかタルトは温かいから匂いがたってて美味しい。
一緒にミントティーを飲むと温まる〜。ミントはそこまできつい味ではありませんでした。
実は、タルトの外側がしっかり固くてフォークで切り分けるのが難しかったんです。このままだとタルトがふっ飛ぶか、フォークがすごい音をたててお皿にぶつかりそう!と奮闘。何度か小さな音をたてたり、指を使いましたがなんとか完食。
かなり人気な有名店で混雑すると聞いていたので、開店と同時の朝に行きました。その後もお客さんはチラチラ来てましたが、朝だからか満員になることはありませんでした。常連さんぽい人たちも来ていて、テイクアウトしたり、新聞を読んでゆったりしている方も見えました。
最初持ってきてもらったメニューを見たら、アップルタルトを見つけられなかったので、アップルタルトは朝でも食べれますか?と聞いたら、もちろんだよ、と快く持ってきてくれました。お店の雰囲気も忙しくない朝はリラックスした感じです。
パンネクーヘン(Pannenkoek)@パンケーキアムステルダム(Pancke Amsterdam at the IJ)
オランダではパンケーキのことをパンネクーヘンと言います。
味は甘くなく、生地はとても薄くして、ご飯として食べるのが一般的のようです。メニューには甘いものもありましたが、オランダではしょっぱいものの方が名物。
パンケーキとベーコンに溶けたチーズがパリパリになって美味しい。ほぼチーズで食べているという感じ。パンケーキの味はほぼしなかったので、味は加えずに具材のつなぎとして使っているのかな。
パンケーキアムステルダムというお店はパンケーキの有名店で、店舗がアムステル市内にいくつもあります。アンネフランクの家の横にもある店舗がお土産も売っていて有名かと思います。私が行ったお店はアムステルダム中央駅の裏側にあります。
駅裏はフェリーの船着き場になっており、向こう岸には船で渡ってたどり着ける陸へ行くことができます。店内は少し狭いですが、海の景色と忙しなく往復するフェリーや船を見ながらゆっくり食べることができます。お客さんもそこまで多くないので穴場かもしれません。
ストロープワッフル(Stroopwafels)@FA. Stroop Stroopwafels
ストロープワッフルはクッキー生地のワッフルの間にキャラメルソースを挟んであるお菓子。店舗もいくつかありますし、スーパーでも買うことができるのでお土産に持って帰ることもできます。割らずに持って帰るのが大変かもしれませんが….
たかがお菓子でしょ〜と思って有名店も無視して、店舗でわざわざ買う気はなかったんですが、歩いている時に見つけてしまいました。見た目がオシャレでこんなにも美味しそうなお店を。
しかもラズベリーが乗っているものなんて他店にはなかったような?しかもその場でキャラメルソース挟んで、チョコとベリー乗せてる!と思った頃にはレジに並んでいました。
なんて英語で言えば手作りしてくれるのか分からず、私もあれ食べたい!みたいな幼稚化したような私にも店員さんは笑顔で優しく、分かったよ〜、とお会計してくれました。アムステルダムではみんな英語が上手だし、接客も優しく丁寧だったので安心して観光できました。
ワッフルにキャラメルソースを塗ってサンドして、チョコをかけてからラズベリーを乗せるまで眼の前でやってくれました。温かいし、チョコは固まらずにツヤツヤしてます。キャラメルをその場で挟んでくれるのは他店でもあるみたいです。
間からキャラメルソースが出てきているので、口も手もベタついてきますが、お店も分かってるんですね。お手拭きをつけてくれました。
キャラメルが主張してくることもなく、若干味がするかなくらい。ワッフルの甘さに新鮮なラズベリーが際立って豪華なデザートみたいです。ワッフルの食感はフワサク〜と柔らかい。チョコは甘めだけど、ワッフルと合ってるな〜美味しい〜!こんなに大きいのにすぐ食べ終わっちゃいました。
フリット(Friet)@Vlaams Friteshuis Vleminckx
フリットのお店は沢山見かけますし、有名店もいくつかあります。その中でもこちらは有名店だったので、行ってみました。これもただのポテトだし、わざわざ買うか?って思いもあったんですが、ポテトがなんで人気なのか知りたくなって結局食べてみました。
量とソースが選べて、ソースはすごい種類があるので迷ってしまいました。並んでる間に吟味してハニーマスタード的なものをチョイス。揚げたてだからアツアツのサクサクで、たっぷりかけてくれたソースが最後まで味わえます。
人気店なので並んでますが、回転率は早いです。ポテトを揚げるタイミングだったり、団体客がいると時間かかりますがそれでもそこまで待ちません。
結論、なんでアムステルダムでポテトが人気なのか?は食べても分かりませんでしたが(笑)ポテトは結局どこ行っても美味しいよね!
クロケット(Kroket)@Smullers
こちらはクリームコロッケです。自販機で買えてしまうのに驚いたんですが、オランダでは浸透しているもののようです。自販機にはコロッケだけでなく、ハンバーガーも売っていました。ホットスナックなのであつあつで、温めずにすぐ食べられます。
自販機の中に写真のようなそのままの状態でクロケットは入っています。
外側は日本で食べるものよりしっかり揚げてあって、かなり硬めのサクサク。中はトロ〜とクリームソースと混ざった小さい牛肉が出てきます。味はかなり濃いめだけど、これが逆にクセになる美味しさ。揚げたてなのか?かなりアツアツなので、食べる際はご注意ください。小腹が空いた時に片手で自販機で買えてしまうなんて便利。
クロケットはレストランなどでも食べれますが、自販機を使って買ってみたかったので駅にあるSmullersで買いました。こちらはよくあるチェーン店だそうです。
この自販機の使い方がいまいち分からず、最初にクレカをタッチ機にあててから買うことは分かりました。けど、欲しいとこの扉が開かなくて二日目もクロケット買おうとしてソーセージ引き当ててしまった。欲しいやつはどうやって指定すればよかったのか…
スーパーで買ったものでおすすめ
ここからはスーパーで買って個人的におすすめのものをご紹介します。人へのお土産というよりは、現地の人たちに愛されていたり食べられているものに重点を置いてます。せっかく旅行に来ているなら、現地でしか味わえない実際のものを知りたい方におすすめ。
・エヒトエンクホイザー(Echte Enkhuizer)
多分有名とかではなく、普通に食べられているであろうかんじのオランダのお菓子だと思います。スポンジ生地に甘いチョコソースがかかってるイメージ通り。味付けが甘すぎないちょうど良い味付け。少し小腹がすいた、甘いものを軽く食べたいな〜なんて時におすすめ。
オランダってあまり甘い食べ物はないのかな?イギリスではさすがアメリカの兄弟と言わんばかりにお菓子やデザート全て砂糖の甘さが強かったのですが、オランダは味付けが濃いものはあれど甘すぎてくどいということがない。むしろイギリスだけが違うのかな?
・バパオ(Bapao)
中華肉まんです。チンして食べるチルド系食品でオランダの家庭で食べられているそうです。
これなら普通に日本でも売ってそう。日本のコンビニで売られている角煮まんとかあるけど、味付けはそれに近いなと思います。それか、デ◯ズニーで売られてるミ◯キーマウスまん、あれが一番近い気がする。
海外で日本食に近いものがお手軽に食べられるとほっとするなぁ。
・エッグラップ(Eggwrap)
ラップはヨーロッパでは比較的どこでも売られているかと思いますが、これは薄焼き卵生地のラップでした。卵巻タイプは初めて見るし、中身がスモークサーモンでお魚だからなお珍しい。
オランダに来て驚いたのは、サンドイッチやラップの種類が豊富。しかもサイズが大きい割に安いんじゃないか?ということ。食べてみると味も美味しい。それだけ皆忙しく生活しているのかもしれませんが、食のレベルが高いのではないかと思いました。食のイメージが筆頭に上がってこないオランダの新たな側面を見つけたような気がします。
・ハリボ(HARIBO)
日本にもハリボありますね。ただこの形は日本や他の国でも見たことがなかったので、珍しくて紹介したいのです。
形はクマ型ではなくタブレット型になっていて、食べ切れなければ袋を結ぶか畳めばいいというたてながの包装。少量ずつ食べるのによくて、旅のおともに最適でした。旅先ではすぐ食べ物が調達できるわけではないし、乗り物に乗ってて急にお腹すいてきたなあ、なんて時に助かりました。日本でも売って欲しいなあ、この形。
・ユノックス カップスープ(Cup a Soup)
オランダ家庭の即席カップスープのもとです。クノールのカップスープみたいなのがオランダにもあります。クノール社はドイツなので似たようなものがあってもなんら不思議じゃない。
エルテン(Erwt)というエンドウ豆味がオランダの名物スープらしく、カップスープで試してみました。他にはトマトスープとか季節限定で白アスパラガススープなどのポタージュ系があります。コーンスープはなかったです。
インスタントなので本物のエルテンスープの味は分かりませんが、お湯を注いで見ると不思議な香りが立ってきます。嫌な匂いではないんですが、コンソメとかでもないし本当になんの匂いか分からない。溶かしてみると適量のお湯をいれても湯量に対して粉末が多く、中々溶け切らない。少しまってからかき混ぜると、質感はかなりドロドロ。これ、お湯の量まちがってないよね?と何度も確認してしまう。
飲んでみると、お豆とか他の野菜?か何かのツブツブ食感が結構あります。どろどろもしているので、温まるし胃の中も溜まる感じがあります。味もすごく濃いけど今までに体験したことのない味。最初は美味しいとは正直ならなかったんですが、次の日にはクセになってきちゃいまして、二箱目を買ってお土産にもしました。配った人にも好評でした。
まとめ
オランダ アムステルダムで食べ物をメインに周るというイメージがなかったのが、今では以外とご飯が美味しいし、名物品があるというイメージに変わりましたか?もしかしてもうご存知でしたか?
個性が強いわけでもなく、観光客を置いていってしまわない取っ付き易いのがオランダ料理なような印象を受けます。基本的に現地の方は家庭でご飯を作られるので名物感を出してないだけかもしれません。
旅行中に現地でなくとも食べられるものを食べることもできますが、オランダ名物をせっかく行ったのなら試してみることをぜひぜひおすすめします。
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