食べ物で旅行や生活って決まりますよね。せっかく来ているのに美味しい物が食べれないと残念な思い出に…美味しくて、この国ならではってものが食べたい!カーディフではどんなものが食べられるのか?
そんな方のためにカーディフで3ヶ月滞在した私が食べたもの17選を紹介したいと思います。
カーディフってどんなところなのか?どこ行けばいい?という方はこちらもどうぞ↓
ウェールズってそもそもどんなところですか??という方はこちらの記事で紹介しています↓
カーディフに行く予定のある方もない方も、こんな食べ物が食べれるのか〜と参考にしてください!
- ウェルッシュケーキ(Welsh Cake)
- スコーン&バラブリス(Scone & Bara Brith)
- コーニッシュパイ(Cornish Pie)
- アフタヌーンティー(Afternonn Tea)
- パンケーキ(Pancake)
- ラップ(Wrap)
- イングリッシュブレックファースト(English Breakfast)
- フィッシュ&チップス(Fish & Chips)
- レッドベルベットケーキ(Redvelvet Cake)
- ヴィーガン料理(Vegan foods)
- ナタ(Nata)
- ピエロギ(Pierogi)
- ピザ(Italian Pizza)
- モロッコ料理(Moroccan foods)
- 日本食(Japanese foods)
- ちなみに
- まとめ
ウェルッシュケーキ(Welsh Cake)
ウェールズといえば、外せないこちらウェルッシュケーキ!ウェルッシュと付くだけあって、こちらウェールズ発祥のお菓子。
地元の人から観光客までみんな求めてお店に行きます。ケーキという名前ですが見た目はパンケーキのよう。焼き立ての生地は外がサクサク、中はフワフワ。甘い香りがふわっとして、外側に砂糖がかかってて美味しい〜!
イギリスで有名なお菓子でスコーンがありますが、スコーンとはまた違う食感と味です。けどサクサク、フワフワなのは一緒。やはり料理は低評価なイギリスもお菓子はさすが!と言ったところ。
スーパーでも売られているので、ベーカリー売り場に行ってお土産用に買うことも可能です。現地に行かれたら是非とも焼き立てを食べていただきたいんですけどね…!
カーディフには専門店がいくつかあるので、その場で焼き立てをいただけます。お店の前を通ると香りが漂ってきて、買わないようにするのが必死(笑)3ヶ月いる間に何回食べてもまた食べたい!となってしまった…
見た目は手のひらサイズで高さは1cmちょいくらい?なのでそこまで大きくはないです。中はドライフルーツが入っていてシナモン系のスパイスが効いてます。お店によっては、オリジナルのものとフレーバー違いのものを出しているところもあって、飽きることがありません。£1以下くらいで買えちゃいます。
私はカーディフを去る時に一番名残惜しかった食べ物がこのウェルッシュケーキでした。
スコーン&バラブリス(Scone & Bara Brith)
スコーンは言わずもがなですが、バラブリス!!これもウェールズ発祥のお菓子です。中はドライフルーツとシナモン系のスパイスが効いていて、生地は砂糖がしっかり入った甘いパウンドケーキみたいな感じでした。
見逃していただけなのか、売ってるとこを中々見つけられずカーディフを発つ前に見つけることができました。
コーニッシュパイ(Cornish Pie)
こちらはイギリス全土で食べられているご当地料理の一つです。
基本的に中が牛肉で中がビーフシチューソースというのがオーソドックス。私が行ってたお店は鶏肉、豚肉、牛肉があって、牛肉に関してはパイの大きさを普通〜超ビッグまで選べました。クリスマスになると中身がターキーにベリーソースなんてのも出ていて、種類は色々あるようです。
しっかりしたパイ生地をサクっと噛むと、中にはぎっしり具が入っていて、お肉の他にダイスカットされたじゃがいもがゴロゴロ。パイ生地が油っぽいということももないので、ぺろっと食べれちゃいます。寒空の下でハフハフしながら食べるのなんかたまらなく美味しかったです。
パイ料理はイギリスの伝統料理だと思うんですが、案外食べれるところがなかったのでコーニッシュパイならテイクアウトしてお手軽に食べれちゃいます。
アフタヌーンティー(Afternonn Tea)
イギリスと言えばアフタヌーンティー行きたい、本場を体験したいという思ってた私。カーディフでも有名店が数店舗あるというのを聞きつけ、行ってきました。
店内は賑わっていて、ほぼみんなアフタヌーンティーを注文してました。アフタヌーンティーを提供するお店は大体事前予約が必要になるので、お茶するだけなら他のお店に流れてるのかもしれません。
食べる順番は下から上へ食べるのがルール。お値段もそれなりにしますが非日常を味わえるし、やはりイギリスまで来たら食べたい!
運ばれてきた時は、これは全然余裕の量だなと思ったのに食べ終わる頃にはお腹いっぱい。知人曰く昔はもっと安くて量ももっとあったのに(…?!)と言っていましたが、この量で十分です、私。
パンケーキ(Pancake)
日本と変わらぬパンケーキ。味も見た目も幾分違いはなかったように感じます。
しかしですよ、私はこのタイプのパンケーキに出会いましたが、イギリスでPancakeと言うとこの形ではなくクレープのようなペラペラのものが主流なんですよ!
スーパーで何枚か入ってるものが売られています。家庭で作ったり、食べるのが一般的なのでカフェなどのお店で薄いタイプのものは売っているのを見たことがない…
もともとは日曜の朝に食べるのが習慣だったようですが、今はみんなのおやつ兼ごはんにもなっているようです。一度ホストマザーに作ってもらったときは、本当にクレープのようでした。外側に砂糖をまぶして食べます。マザーはそこにレモンをかけるのがお気に入りなようでしたが、残念ながらレモンがなかった…
ラップ(Wrap)
カーディフにはラップが食べられるお店が多くあって、スーパーでもサンドイッチと同じ並びに売られています。スーパーのものは、お店でテイクアウトするものより小さくなってしまいますが、店頭のものはお昼時は並ぶし、サイズ大きさと具材の新鮮さが違うので少し値段が高いです。手軽に食べたいなら、スーパーがおすすめです。
カーディフにはアラブ系の方たちが多くいて、彼らはハラル対応料理しか食べられません。ラップは中身を選べるのに加えて、もともとアラブ系の食べ物だからかハラル対応になっていることが多いです。(ハラル:イスラム法で決められた合法のもの。食べ物は豚とアルコールが禁止されている。)
中身にはフムスなどのディップ、新鮮な生野菜、ソースを入れることができます。野菜食べたいけど、お腹いっぱいにもなりたい!!というわがままを叶えてくれる素敵ご飯です。揚げ物や甘いものが続いた時などには、胃を休めるのにちょうどよかったです。
お店によって選べる中身やソースが違いますし、トルティーヤを焼いて出してくれるとこもあって食べ比べも楽しいです。是非お試しあれ。大体テイクアウトになります。
注意したいのは、食べるときは外の包み紙を一気に剥がさずに、少しづつ破って中身を食べていきましょう。そうしないとラップがほどけて、中身が溢れ出て大変なことになります。お店の人も前もってそう説明してくれました(笑)
イングリッシュブレックファースト(English Breakfast)
こちらはきっとご存知、イギリス名物のイングリッシュブレックファースト。
中身はトースト、マッシュルーム、ベイクドビーンズ、マッシュポテト、目玉焼き、ソーセージ、そして、イングリッシュブレックファーストティーでいただく。
普通の家では食べられては居ないと思うんですが、イギリスらしさを凝縮したメニューになってます。こんがり焼いたトーストにクタクタに煮たお豆、料理に絶対つけがちなポテトとイギリスのアイデンティティーとも言えるお料理。
ウェールズに来て思うのは、トーストが美味しい。ただの食パンでも種類があるし、焼き方にも種類がある。日本はパンに関してはイギリスを元にして学んでいったと聞くとなんだか納得。
フィッシュ&チップス(Fish & Chips)
イギリス名物、フィッシュ&チップス。白身魚を揚げて、フライドポテトと食べます。奥には枝豆のディップとトマトケチャップ、レモンがついてきました。ビネガーをかけるものもあるようですね。
私、この料理にはイギリスのご飯に対するアイデンティティーが詰まっているなと思っていて。3ヶ月過ごしてみて、タンパク質を全て揚げ物にする、ポテトをどんな形であれ必ず料理に出すなあ、と気づきました。あれ、なんかに似てない…?…フィッシュ&チップスだ!と。
お肉や魚を食べようとすると揚げ物しかなく、マザーのご飯には必ずベイクドポテトかフライドポテトが付く。フィッシュ&チップスは恐らく日本のお味噌汁と白米のような国の食文化を表しているものだと推測します。勝手に(笑)
イギリスでは、フライドポテトをチップス(chips)、ポテチをクリスプ(crisps)と言うのでご注意を。なんだかややこしい。アメリカはフレンチフライ(french fries)、チップス(chips)…もう統一しておくれよ、同じ英語じゃないか…
レッドベルベットケーキ(Redvelvet Cake)
真っ赤な生地が目を引くレッドベルベットケーキ。イギリスではなく、アメリカ発祥のお菓子なんですけどね、えへ。私はイギリス発祥だと食べるまでずっと思ってたので、この流れに入れちゃう。
とはいえ、あまりカーディフでは見る機会がありませんでした。そりゃそうですよね。けど味的にはこちらの方が好みそうな、砂糖しっかりの甘い生地にバタークリームなんですけどね。
想像してたよりも甘い…小さくて良かった…イギリスのケーキも生地が甘くて、クリームは生クリームではなくバターケーキというもの。日本のケーキみたいにフルーツケーキやタルト、繊細な飾り付け、濃厚だけどくどくないチョコケーキ、抹茶ケーキなんてものは見ることがありません。思わず日本のケーキが恋しくなっちゃいました。
ヴィーガン料理(Vegan foods)
ヴィーガンといえばイギリスが発祥。
ヴィーガン料理はこちらの生活にすごく浸透していて、あらゆるカフェ、レストラン、スーパーで目にすることができます。むしろヴィーガンメニューを全く置いていないとこはなかったのでは?一、二品は必ずメニューにあった記憶です。
料理自体はパっと見、ヴィーガン料理だとも分からず、味も美味しいので、さすが発祥の地。メニューにはVのマークやVegan(ヴィーガン)と記載されているので、簡単に見つけることができます。
私自身ヴィーガンではないんですが、発祥の国ということで食べてみたい気持ちと、連日の油っぽいご飯で胃が荒れた時に何回か試しましたがとても美味しかったです。
ナタ(Nata)
こちらはポルトガルの食べ物です。イギリス由来の食べ物ではありません…ポルトガル語でナタと呼ばれていて、日本のエッグタルトです。恐らくカーディフにポルトガルのカフェってこの一店舗だけじゃない?という感じなんですが、人気店でした。
イートインは、出す前に温めてくれていたのでパイ生地部分がサックサクで、中はトロトロ、卵の優しい風味が口に広がって毎回幸せ〜ってなってました。テイクアウトもできますが、その場合温めてくれてたかは分かりません。
カーディフは雨がパラパラ断続的に降って、曇が続いたりして気分が知らない内に滅入りやすいので、こういうもので一息ついて気分を上げるのも一つだったりします。
ピエロギ(Pierogi)
こちらはポーランドの伝統料理です。街の中心地にあるマーケット(The Cardiff Market)で食べられます。
大きさは日本の餃子の2倍くらい?皮は厚めでモチッとしていて、中はアヒルのひき肉が入ってます。アヒルのひき肉は、豚の固まりある感じではなくもっと引き裂いたような、繊細な細かいひき肉で日本の餃子のタネとはまた違う食感でした。ソースはプラムソースをつけて食べるんですが、肉の油っぽさをソースでかき消しつつ甘みもあって相性最高でした。
ポーランドの友人も曰く本物だと言ってました。カーディフでポーランドの食事…悪くない。
ピザ(Italian Pizza)
こちらもマーケット(The Cardiff Market)で食べられます。注文を受けてから、釜で本格的に焼いてくれます。
カーディフでも日本のようにピザは食べられていて、ピザハットもありますし、スーパーで買うこともできます。ピザ自体は特別じゃありません。
わざわざ紹介する理由は、知人のイタリア人曰く、ここは本物のイタリアンピザなんだそう。
何をもってして本物と判断するの?と聞いたら、説明できないんだけどこれは間違いなく本物!釜で焼いてるし!!って言ってました(笑)
生地はクリスピーで薄いのかなと思いきや意外としっかりした生地の厚さです。オリーブオイルの風味を感じつつ、トマトとチーズのコンビネーションもよくペロリでした。生地に関しては、ナポリとローマで違うんですね。こちらはナポリタイプ。全然重い感じがしないのに、しっかりお腹いっぱいになりました。
モロッコ料理(Moroccan foods)
初のモロッコ料理にもカーディフでは挑戦しました。アラブ人の友だちも本物とおすすめしてくれたので。カーディフには本当に沢山多国籍のごはん屋さんがあります。
お店の人におすすめを聞いて選んだので名称までは忘れてしまいました。どれもしっかりした味付けで、使っているスパイスや味付けが今までにないものばかり。表現のしようがないですが、とっつきやすい味付けでとても美味しかったです。
日本食(Japanese foods)
もちろんカーディフには日本食もあります。海外で有名な日本食チェーン店のWagamama(ワガママ)、Yo! Sushi(ヨォ! スシ)もありますし、人気な個人経営のラーメン屋さんもありました。スーパーでもお寿司、お米やお豆腐、ちょっとした調味料も売ってたので日本食もカーディフで人気があることを実感します。
カーディフを発つ前に一度日本食を食べてみたかったので、カーディフの中で高級な日本食レストランに行ってきました。さあ、カーディフの日本食がどんなものかお手並み拝見。
中に入ると、最初に目を引いたのが桜の花と木!日本では中々見ないファンシーな内装に料理の盛り付け…ワオ、アメージング…!!他にも甲冑があったり、壁に浮世絵が描かれていたり、ひとつひとつは本物だけど、日本にはない派手さで驚きました。
メニューを見てみると日本で見られることがないものもありますが、現地の人たちにとっつき易いように形を変えてることが伺えました。味に関しては、海外の方にも食べやすい味に寄せつつ、日本人の私でも美味しいな、と思える味でした。
デザートがスモークを焚かれながら登場した際には、店内のお客さんの視線を一斉に集めて一躍人気者になりました(デザートが)
海外ではお餅が人気みたいで、このデザートにも入ってました。Mochiという単語は知られていて、スーパーでも売ってるのを目にしましたが、多分中国製か韓国製ぽい。中にアイスが入っているというのがこちらの一般認識みたいです。
ちなみに
ウェールズはうさぎ肉も有名で、カーディフからもう少し北側に上がると美味しいうさぎ肉が食べれるようです。
あと海藻も採れるので、海外では珍しく海藻を食べる習慣がウェールズにはあります。ラバーブレッド(laver bread)が有名で、海苔ペーストをパンにつけて食べます。私は海藻が苦手なので、試していませんがお土産にも有名です。
機会がある方は試してみてはいかがでしょう。
まとめ
カーディフには本当に色んなご飯の選択肢があるので、3ヶ月では行けなかったお店が現地にはもっとあります。ウェールズでしか食べれないものは多くないかもしれませんが、国際色豊かなことに驚かれるでしょう。カーディフに来たら選択肢が多すぎて、むしろ決めるのが難しいかもしれません(笑)
ウェールズの料理から、ヨーロッパ、アジア、アフリカまで旅行に行かずとも世界の本格料理をカーディフでは味わえちゃうわけです。最高!値段は全てイギリスプライスなので、そこだけご注意を。
イギリスに居るからビールだけ、と言わずに是非ご飯の旅にも出かけてみてください。
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