【2023年ウィーン】オーストリアで食べたものおすすめ10選 ウィーンに行ったらこれを食べよう

12月のクリスマス迫る中、オーストリアの首都ウィーンへ行ってきました。

日本にいる際、ウィーンは歴史や音楽のイメージが強くオーストリア料理については全く知識を持たず行ったところ、とても驚いてしまいました。オーストリア独自の料理が沢山あって、どれもとても美味しい!パンも本当に美味しい!

メインはクリスマスマーケットが目的だったのですが、行く先々で食い倒れ状態。これから行く予定だったり、行く予定がなくてもこの先を読み進めてみてください。オーストリア料理の種類の多さに驚くはずです。

パン(Australian bred)

オーストリアってパンが有名なんですね。街を歩くたびにパン屋さんを沢山見つけるので、調べてみるとパンもオーストリアで楽しめる食べ物の一つでした。

しかもほとんど個人店なようで、見つけて気になったら入らないともう会えないかもという。スーパーのLidlでもパンが売られていてすごく美味しい!

どのパンも素朴に見えて派手さはなくとも、生地が本当に美味しいし、香りからもう美味しいのが分かる、伝わってくる。私が食べたオーストリアで有名なパン3種類をご紹介。

・カイザーゼンメル(Kaisersemmeln)

(左)カイザーゼンメル、(右)キプフェル

星のような切り込みが特徴的なドイツ圏ではよく見る形。カイザーは皇帝という名前。そういえば歴史の授業でカイザー・ヴィルヘルム2世って習ったな。

味はプレーンで、普通のパン。中はふわっと白くて、外は硬め。きっとトースターで温めたら、カリっとしたんだろうな〜と想像しつつ。冷めていてもカリッとしていて、中も柔らかくてそのまま美味しく食べれます。

・キプフェル(kipferl)

三日月という意味のオーストリア発祥のパン。このパンの歴史は、オスマントルコの旗にある三日月からアイデアを得ているようです。クロワッサンより先輩だそうですよ。

オスマン・トルコ VS オーストリアの戦い後に作られているので関係ないですが、私は食べる=勝つみたいなイメージから、オーストリアがトルコに勝つみたいな意味合いになっていないか?なんて思いながら食べました。

味は日本の塩パンみたいで、ロールパンのようなパン生地にお塩がかかっていて、いいバランスです。境目でちぎれるので、ちぎりパンみたいにして食べれます。

・モーンフレゼール(Mohnflesserl)

(左)モーンフレゼール、(右)なんでもない普通のパンを買ったっぽい

上にかかっているものはなんだろうと買った後調べたらケシの実とのこと。

ウィーンではこのパンをしょっちゅう見かけました。上の白いものはお塩で、パンを食べると強めのしょっぱさが口に広がります。このしょっぱさがクセになってくる。

オーストラリア料理(Austlian foods)

オーストリア料理で有名なものはドイツ料理と被るものもありますが、できるだけそこを避けてオーストリアでしか食べれないものを重点的に食べるようにしました。

レストランに入ればもっと種類を食べれたのかもしれませんが、今回はクリスマスマーケットをメインに行きましたので料理数が少なく感じるかもしれません。

ただクリスマスマーケットでもオーストリア料理が集まっていたので、街を歩き回らずにオーストリア料理をお手軽に楽しめることができました。

オーストリア料理は全体的にオシャレな見た目で、味も美味しいという印象。街を歩いていてもオシャレな人たちが多くて、街の飾りつけも華やかでした。オーストリアの方たちは美的センスに優れているように思います。あくまで個人的見解。

・ザッハトルテ(Sachertorte)@カフェ ザッハー(Cafe Sacher Wien)

ウィーンといえば、ザッハトルテ。これは絶対に食べに行かないとと思い、発祥のお店カフェ ザッハーに行ってきました。

席についてから、ザッハトルテと紅茶というお決まりセットを注文。チョコが濃厚で、中にジャムも入っていて美味しい。備え付けのクリームをつけると更に美味しい。全然甘くなくて、砂糖が入ってないクリームに近い。むしろチョコとの甘さが相殺されるから食べやすくなります。

甘党ではないし、朝ご飯を抜いている私は、甘かったという口コミにドキドキしてましたが、全然重くなくて食べ切れました。

開店すぐに行かないと列ができて待つとの口コミを見たので、開店30分後くらいに到着。既に入口で一組カップルが待っていましたが、彼らは私が入ってすぐに案内されていきました。

店員さんに「予約してる?」と聞かれて、していないと答えると、「30分くらい待ってもらうかも」と言われ待機することに。するとすかさずに別の店員さんが案内してくれて、店内にくっついている屋根付きテラスの奥に案内されました。

店内が有名らしいんですが、どうやら店内はいっぱいなのでテラスへ案内してくれた模様。食べている間にも人が入ってきて、テラスもあっという間に満員に。店から出る時には外にもう列ができてました。

・カイザーシュマーレン(Kaiserschmarrn)@デメル(DEMEL)

デンメルは日本にもある有名店ですが、日本ではカイザーシュマーレンは食べれないので、こちらも外せないオーストリアのおやつ。

フワシュワパンケーキのような、フレンチトーストのようなフワフワの生地から甘いいい香りがしてきます。生地自体の味は甘いですが、生地は溶けるようにすぐなってしまいます。

かかっているジャムがいいアクセントになっていて、ペロリと完食。確かプラムジャムだったと思うんですが、柔らかい実が形を残していて食べごたえがあります。手で持っているのが熱いくらい、あつあつの作りたてをいただけます。

こちらもカフェ ザッハーと同様、店内に入るために長蛇の列が。店内ではお菓子やケーキも沢山売っていて、中で食べたりこうにゅうすることが可能です。

けど私はカイザーシュマーレン一択。長蛇の列を作っている扉の隣に、窓があってそちらからテイクアウトができます。欲しいサイズを伝えると店員さんが手渡ししてくれます。

・クラップフェン(Krapfen)

手のひらサイズより少し大きめな揚げドーナツです。中にジャムが入っているのが一般的だそうですが、私はチョコクリームが入っているものを選びました。美味しい!

上にはピスタチオとチョコがかけられていて、全体的に甘すぎることもなく日本人の舌にも合うと思います。どっしりしているようですが、胃もたれもなくぺろりと食べれてしまいます。

沢山の種類が並んでいて、大人気だったのでどれを選ぶべきか迷ってしまうほど。デメルでも売ってると聞きましたので、店内であれば購入可能かと思われます。

・ゲルムクヌーデル(Germknödel)

生地が肉まんみたいで、外はもちっとしていて中はぎゅっとしいるかんじ。肉まんみたい、と口コミで読んでいましたが本当に生地は肉まんだ!と心の中で叫びました。

上に温かいバニラソースがかかっていて、上の黒いものなんだろ、って思ってたけどこれもケシの実らしい。オーストリア人はケシの実が好きなのかな…?この日は風が強くて、いくらか飛んでいきました。

バニラソースがたっぷりかかっていて甘そうに見えますが案外そこまで甘くないのがまた良い!中はプラムジャムみたいなのが入っていました。まさにあんまんとかと同じ、おやつ系の甘い肉まんと呼びたい。

バニラソースとこの甘い肉まんは提供前まで温められていて、渡されるときも温かかったのに、オーストリアの寒さですぐ冷えていきました…冷めても美味しかったけども。

・クヌーデル(Knödel)

本当の名前が分からないんですが、クヌーデルは団子という意味です。甘い肉まんもクヌーデル。

オーストリア料理には沢山の種類のクヌーデルがあるようです。クヌーデルはオーストリアの家庭料理みたいなので、レストランに行かない限り無理かなと思っていたら、クリスマスマーケットで運良く一店舗見つけました。

一番有名なものは恐らく肉団子だと思うんですが、こちらお店のものはヴィーガンと書かれていたので、お肉は使っていないらしい。

団子の外側はマッシュポテトで、その中にお肉みたいなものが入っていました。恐らくソイミートか何かかなと思います。サイドにはザワークラウト、フライドオニオン、クランベリーソースとグレイビーソースがかかっていました。ザワークラウトと食べても、グレイビーソースやクランベリーソースと食べても全てによく合う。全部一緒に食べても全くお互いの邪魔をしなくてマッチしてました。

あまりに美味しかったので店員さんに質問したら、あまり英語が得意じゃないから…(汗)と英訳した料理の説明書を渡してくれました。

気になる中身はチロリアン団子と書かれていてレシピを調べるとお肉を使っているので、これが一体本当はなにものなのか分からずじまいです。またいつか行きあえるといいな。

・Gemüse Grostl

これも正しくなんなのか調べても分からなかったんですが、要は野菜炒めみたいなかんじでした。

焼いたというよりは、オーブン焼きをした野菜のようなかんじ。ところどころかりっと香ばしくなっていました。もしかしたらお焦げになっていただけかもしれません(笑)私は野菜のみを選びましたが、野菜とベーコンのものもありました。コンソメで味付けしたようなかんじで意外と癖になる美味しさです。

どでかい鍋で店員さんが定期的に混ぜているので、温かいままでいただけます。はたしてこれはオーストリア料理か甚だ疑問ではありますが。

・プンシュ(Punch)

クリスマス時期限定になってしましますが、クリスマスマーケットではお馴染みのホットワイン。オーストリアではプンシュと言って、中身もワインではないそうです。

私は下戸なのでノンアルのプンシュを。アップルサイダーを温めたようなかんじ?

会場ごと、または店舗ごとにカップの絵が違うのでどこで買おうか悩みどころ。店前に飾ってあったり、飲んでいる人たちを参考に吟味して購入しました。カップ不要の人はお店に返却すればカップ分が返金されます。毎年絵柄が変わるので、コレクターもいるみたいです。

・モーツァルトクーゲル(Mozartkugel)

ここでお土産を買う方のために情報を。オーストリアの有名なお土産といえばケーゲル。

買いに行くと分かりますが、色々な会社から出ています。基本的に違いはなくて、中にはマジパン、外側はチョコレート。大体丸い立体的な形のものが有名ですが、今回買ったものは味に違いはないので円盤型を購入。

ミラベル社(Mirabell)、ハインドル社(HEINDL)二社のものが有名どころかと。在住の方の口コミを見ていると、ミラベルを押していて日本では購入できないのでモーツァルトクーゲルはミラベルのものを購入しました。

帰国してお土産をばらまくことと、自分の食べ比べのためにハインドルのものも購入。エリザベスが外に描かれていて、中にも描かれてますが食べる分にはモーツァルトと同じです。シシとはエリザベスの愛称で、オーストリアのお土産で沢山見ることになります。

オーストリアやドイツのチョコにはマジパンがよく使われています。それらを食べるまで私はマジパンが好きじゃなかったんですが、ドイツのチョコで一回食べてから大好きに。チョコとマジパンの相性が好きになり、虜になってしまいました。あまりに安価なものとかはさすがに美味しくないらしいんですが。

私はBILLAというスーパーで購入しました。

お土産屋さんや空港でも購入可能ですが、高くつくのでスーパーで購入することをオススメします。

・水

旅行中に水は必要不可欠ですよね。ウィーンの街では至る所でこれをよく見かけます。何かというと水飲み場なんです。なんと無料でアルプスの硬水を飲めてしまうんです。水筒に入れてる人も見かけました。

海外に行くと大抵お水はお金を払う必要があるのに、これは大変助かります。しかもアルプスのお水だなんて贅沢…!ペットボトルを持ち歩けばお水は買う必要がないですし、しょっちゅうこの水飲み場を見かけるので探し回る必要もなさそうです。

まとめ

オーストリア料理は日本にいるとあまり聞かないものばかりで、オーストリアの食べ物がこんなに美味しいものばかりとは知らず、目新しいものばかりでした。

デザートは甘すぎず、おしゃれで見ているだけでも楽しめるものばかり。パンは何を食べても美味しくて、いい香り。料理は色々な材料が使われていて、一度に楽しむことができる。

行くことがあればウィーンの街で実際にこの感動を味わうことをおすすめします。行く予定がなくてもこの空気感が伝わりますように。

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