ウェールズの都市カーディフってところがあります。ヒースロー空港からリムジンバスで3時間くらいで行けます。
イギリスといえばロンドン?いえいえ、是非カーディフにも行ってみてください。小さい都市ではありますが、自然、歴史、ショッピングにご飯を短時間で堪能できるコンパクトな都市、それがカーディフ!
そもそもウェールズ(Wales)ってどんなところ??という方はこちら。
3ヶ月滞在してみて分かったカーディフはこんなところというのを紹介していきます。歴史などの勉強になることではなく、カーディフの実状を知りたい方に適した記事になっています。
長期滞在予定の方や観光する上でどんなかんじか知りたい方の参考になるかと思います。
カーディフ(Cardiff)とは
イギリスの中にある国の一つ、ウェールズ。その都市がカーディフです。
ロンドンよりも賑やかな都会感はありませんがほどよくお店が揃っていて、住むのにも観光にもおすすしたい場所です。バスの交通網も発達しているので、移動に困ることもありません。
留学先にも選ばれています。特に日本人は少ないので、英語漬けにしたい方には持ってこいな環境になってます。かといって外国人に理解がないということもないので、過ごしやすい場所でした。
宗教の勧誘みたいなのには3回くらい声かけられまして…「Excuse me?」って馬鹿丁寧に聞いてくるからなんだ?って見ると、学生服の子らが「Do you believe God?」って聞いてくる。大体知らない人に「Excuse me?」って言われたら無視して大丈夫。大体勧誘か何かで困ってて声かけてくる訳じゃないから!
また大きな公園が中心地にあるので、天気が良い時に歩いたり、遊んだり。カフェにわざわざ行かずに買ったご飯を手にランチもできますし、公園を歩いてお話なんてのも皆さんよくやっている光景です。運動のためにウォーキングやランニングしてる方も見かけます。爆走で走る自転車やセグウェイ、よく分からない乗り物に乗っている人たちなど…各々楽しんでます。
ウェールズ自体は羊がとても多いことから、羊毛も有名です。カーディフは街なので、牧場を見る機会はないと思いますが、カーディフのお土産屋さんでは羊モチーフのグッズを沢山目にします。羊のショーンはイギリス発祥(BBC)のアニメなんですが、舞台はウェールズの牧場となっているんです。だからなのか?羊グッズは皆、ショーンと同じような顔…
ちなみにカーディフは映画やドラマの撮影場所でも有名です。皆さん、Doctor Whoというドラマご存知ですか?BBCの国民的ドラマでイギリスドラマといえば、Doctor Whoとシャーロックホームズと…ぐらい有名。
最近また新しいシーズンをやるとかでその撮影をどこかでやってたらしいんです。その噂は回ってるけど実際どこで撮影しているのかは聞いても皆よく分かっていない(笑)そこまで細かく追わないのもイギリス人の気質なのか、カーディフの気質なのか、とても良いなと思いました。
Doctor Whoではないと思いますが、私も一度カーディフで撮影現場に居合わせたことがあります。
いつも通るアーケイドにあるレストラン前にカメラや撮影器具とスタッフの人だかりが。店内にはキャストの方と思われる女性が見えました。何も言われないのでレストラン前の通路を通り過ぎたら、背後から「アクション!!」って声が聞こえてきました。
振り返ると先ほど見えたキレイな女性(遠くから見ても分かるほど)が店から
映画なのかドラマなのかそれも謎のままなのですが…
カーディフ城(Cardiff Castle)
カーディフといえば、カーディフ城! あふれるホグワーツ感…!!
ウェールズはお城が多いことでも有名です。その中でも街の中心に堂々と立っているのがカーディフ城です。
城壁の門をくぐって中に入ってみると開けたエリアが目の前に広がり、左斜め前に天守閣が見えています。その隣にはカーディフが産業革命時に石炭で栄えることに一役買ったBute家のお屋敷があります。
天守閣とお屋敷、城壁の通路への入場にはチケットを購入する必要がありますが、お金を払ってみる価値はあるのではないでしょうか。
入場料がいるところにはチケットを確認するスタッフの方が立っているのと、区画がされているので間違って入ることはないと思います。
ご購入希望の方は城門入ってすぐ右手側のチケットセンターで購入してください。
チケットセンターでチケットを購入するとカウンター奥にあるローマ統治時代の壁画を見ることができます。しかも結構大きい(そして長い)ので中々圧倒されます。
戦争などの攻撃で天守閣のドーム部分の屋根はなくなったりしていますが、昔から残っている部分を直接見れるのはなんとも感動します。
今残っているのは一番最初に建てられたものではなく、強度をあげるべく石作りに建て直されたものではあるのですが、それでも歴史ある古いお城です。
天守閣一番上に登る途中に部屋というか、空間が現れるんですが、ここに幽閉されていた人がいる説明を読んで背中に寒気が走りました…そういうタイミングに限って他の客はいない…ゾゾゾ…
更に上に登ると城内だけでなくカーディフの街を見下ろせれる景色が望めます。キレイ…
ちなみに天守閣を登る石の階段は一人しか通れないような狭さで、幽閉室に登る階段も急です。手すりを掴もうもんならその手すりがあるけど心もとない…!(笑)
下からおばあちゃんが上がろうとしてたけど大丈夫かな…ドキドキ、となりました。皆様もお気をつけて。
Bute家のお屋敷の方はお金持ちのお家という感じで、窓がステンドグラス??かと思いきやガラスに絵が描かれているんですよね。
ホールや大きな図書館なんかもあって見ごたえのあるお屋敷でした。さすがお金持ち。屋敷内は是非実際に見てみてください。
Bute家とカーディフは関わりが深くあらゆるところでButeの名を見ます。Bute家のお家もここだけでなく他にいくつもあるんです。
時計塔も登れるそうなんですが、こちらは事前予約の別途料金なようでした。こちらはツアーガイドが付くようです。
時計塔の上には金の王冠が見えますが、こちらは本物の金だそうです!!高い建物ではあるけれど、今まで盗まれたことないのが不思議だ…
城内をぐるっと囲む城門には動物の形をした石像が置かれていて、それぞれみんな違う動物なので是非注目してみてください。
世界大戦中には城内を兵士に貸していたようで、塹壕のようなものも見れれたのですが、一人で怖かったので引き返しました…
お城の横には公園が広がっていて、お城が散歩コースの一部になっていたりましす。それくらいこのお城は市民の生活に溶け込んでいるんですね。
クリスマスにはここでクリスマスマーケットとスケートリンクが出現し、とてもキレイです。
夜には公園がイルミネーションで彩られてとてもキレイですし、楽しめます。イルミネーションを見るには入場料が必要ですが一見の価値ありです!!
ミレニアムスタジアム(Millenium Stadium)
お城の次に目に付くのがこの大きなスタジアム、ミレニアムスタジアムです。正式名称はPrincipality Stadium。
実はこちらのスタジアム、イギリス内で3番目に大きいスタジアムなんです! ウェールズのラグビーナショナルチームのホームグランドでもあります。
ラグビーやフットボールの試合があると街は大盛りあがりでお祭り騒ぎ。
中心地内の道路は車両入場禁止になり、歩行者天国になります。その間もちろんバスは運行休止、または路線や時間を変更して運行することになります。
下の写真は車両止めのために毎回現れる装置。
警察まで出動して、街の警備にあたります。この国がどれほどラグビーやフットボールに熱を入れているのかよく分かりますね。
中心地(City Center)
ショッピングやご飯となるとみんなが集まるカーディフの中心地。
薬局のブーツ(Boots)、コンビニ的なテスコエクスプレス(Tesco Express)、珈琲チェーンのコスタ(COSTA)、ミドルアッパー向けスーパーのマークスアンドスペンサー(M&S)、みんなのGU的ファッションブランド プライマーク(Primark←本当に安い!!)などなど…
日本でおなじみのZara、H&M、スタバ、高級ブランド店もあります。
個人のカフェやバー、レストランもあるので何か欲しいものがある場合、ここに行けば大体揃うんじゃないかと思います。
そして中心地には市場(Market)があり、食品だけではなく買ってその場で食べれる食べ物も売っているのでここでご飯を食べるなんてのもよくやっていました。
カーディフベイ(Cardiff Bay)
中心地からバスまたは徒歩で30分くらい先にカーディフベイという港街があります。
港町といえど、中心地と同じように観光客が集まる観光地でお店やレストランがあります。晴れた日にはアイスクリームを買って海岸沿いを歩くなんてのがよく聞く遊び方です。
上の写真はカーディフベイの象徴的な建物で中はシアターになっていて、ミュージカルや劇を楽しめるみたいです。
もともと産業革命時に石炭を輸出するために賑わっていた場所なんだそう。今はウェールズの議会がこちらにあります。木を基調とした建物で超かっこいい↓
カーディフは港街と言われるだけあって、海岸近くだけでなく街中でもウミネコをよく見かけます。常に鳴き声も聞こえてきます。
餌を与えられるためにこんな現象が起こっているそうで、餌は与えないようにとされています。
この子はいつもここに止まっていました(笑)
まとめ
ここまでカーディフの魅力をまとめてみましたが、いかがでしたでしょう??
ウェールズの都市カーディフはお城、ショッピング、レストランにカフェ、アクティビティ、自然までも全てがコンパクトにまとまったちょうど良い都市なんです!!
今回紹介しきれていないところや、まだまだ知りつくせてないところもちろんありますが…
下手したら1日で楽しもうとしたら楽しめてしまう?! そんなコンパクトな都市カーディフ、是非訪れてみたいな、と思って貰えたら光栄です。
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