【2023年版 ベルリン】実際に体験してみて分かったドイツでクリスマス の過ごし方

ドイツといえばクリスマスマーケットで有名ですが、実際各家庭ではどんなクリスマスを過ごすのだろう?と気になっていたため、ドイツの首都ベルリンに行って一般家庭でのクリスマスを一緒に過ごさせてもらいました。

本場クリスマスマーケットもベルリンにて行ってきましたので、現地のマーケットの情報と私が食べたものも合わせてご紹介していきます。

ベルリンのクリスマスマーケット

ミッテ スケートリンクや観覧車、とクリスマスマーケットが遊園地みたいです。

ベルリン内で私が行ったクリスマスマーケットは3箇所。

大体ベルリンのマーケットはクリスマス当日の1、2週間前から、早いとこは3週間前から終了してしまうとこもあるので沢山周りたい場合は、11月後半から12月始めあたりに行くことをおすすめします。私はクリスマスの2、3日前くらいにベルリンに到着しましたが、まだ行けるとこが数カ所ありました。

クリスマスマーケットの場所によっても少しずつ特徴がありました。食べ物を多く売っているところ、クリスマスに関係あるものないもののグッズを売るお店が多いところ、多国籍な料理を多く取り扱っているお店が多いところなど。

ミッテのマーケットが一番大規模で人も沢山いました。出店数が圧倒的に多いですし、クリスマス関連のグッズや小さい遊園地もありました。一気に全てを網羅したい場合はミッテをおすすめしますが、時間に余裕があったり、色々見てみたい場合はミッテ以外も周ってみることをおすすめします。違いをそれぞれ楽しむことができます。

 ・ホットワイン(カップ付き)

毎年変わる絵柄が変わる陶器のカップ付き。お店にカップを返却するとお金を返金してくれます。

毎年収集している人もいて、お土産に集めるのも面白い。カップがお店前に飾ってあったり、カップで飲んでいる人たちがお店の周りにいるので、どんなカップかは買う前に見ることができます。欲しいカップを目当てにホットワインを買うなんてのも醍醐味だったり。カップの絵柄はマーケットの場所によって違う場合や、同じマーケット内でもお店ごとに絵柄が違ったりします。

ホットワインのレシピはお店によっても違いますし、お酒がだめな人はノンアルコールのものもあります。もちろんカップ付き。

 ・バームクーヘン

バームクーヘンの発祥はドイツ。生地を細長くしたものを、棒に巻き付けて焼きます。

日本のように、生地を棒にかけて何層も作っていくフワフワなものとは違います。外は溶けない砂糖がまぶされて、中はフワフワのシナモンの味。

巻き付けて焼かれているので、一口かぶりつくと糸巻のようにどんどん生地がほどけてきます。熱々で持っているのも、食べるのも大変でしたが、焼き立てのフワサクバームクーヘンは本当に美味しい。

 ・カリーブルスト

クリスマスマーケットではブルストが有名なイメージでしたが、いざベルリンのマーケットに行ってみるとあまり売っていませんでした。あっても1、2店舗とか?ベルリンでは駅にテイクアウト用にブルスト売っていたりするので、きっと地元の人からしたら特別でもなんでもないんですよね。クリスマスにわざわざ食べるものでもないというか。

この時のために私は日本でも他の国でもブルストは食べなかったので、食べ比べできませんが味は美味しかったです。カレーの味は全然しませんが、ソースが独特で味が濃くてクセになる味でした。

食べやすくカットしてくれていて、皮がパリサクで中はホワっとしている。ソーセージみたいなかんじがせず、肉のクセみたいなものもないのでパクパクいけました。この味の濃さはアルコールと飲んでも美味しいようになんだろうな〜。

 ・鮭を燻製したもの

鮭をその場で燻製したものをパンにサンドするという珍しいものがありました。名前が分からない。

ベルリンのマーケットではこの一店舗くらいしか見た記憶がありません。日本人でベルリン在住の連れが、確か鮭も有名だったはず、と言うので食べてみました。

良い焼き加減の鮭と上にかかっている白いソースの相性が最高でした。クリーミーだけど鮭の味を引き立たせていてベルリンで美味しい鮭サンドが食べれるとは感動しました。

その場で燻すのを見ることができました。

・名前分からないやつ

ドイツの食べ物ではなくどこか別の国の料理でした。

行った先のマーケットがドイツではない国の料理を扱った屋台が多く並んでいて、他では食べれなさそうだったので試してみました。

お惣菜系のパイでしたが、中身を全く覚えてない….ただ本当に美味しかったことだけは確か。イギリスのコーニッシュパイとまた違って美味しかったです。

クリスマスピラミッド

写真はクリスマスピラミッドといってドイツのクリスマスマーケットに大体あるモニュメント。各段のお人形やデザインは場所によってそれぞれで、クリスマスに関連したものを表現しています。静止画像では分かりにくいですが、各段にいるお人形が回ります。

こちらを尻目に見ながら、クリスマスマーケット周りを終了。

家庭でのクリスマスから大晦日の過ごしかた

・クリスマス当日前まで

Kinderのアドベントカレンダー

クリスマスマーケット以外ではみんなどう過ごすのか。地元の人たちでもクリスマスマーケットには行きますが、クリスマスまではアドベントカレンダーやクリスマスキャンドルに火をつけてクリスマスまでをカウントダウンしていきます。

普通に過ごしている分にはクリスマス感はあまり分かりません。部屋の窓からわかるように飾りつけをしているお家もありましたが、日本やイギリスのように派手に街を飾っているところはありませんでした。お店もクリスマス用のお菓子やグッズを見ない限りは普通。

本当にクリスマス当日になるまでは、何も変わりなくみんな普段通りの生活を送っていました。

・12月24日 クリスマス前夜

まずみんなで集まってから、ドイツ版シンデレラを観ます。ドイツではクリスマスにこの映画を観るのがお約束なんだそう。日本の映画名は「灰かぶりのための3個のハシバミの実」だそうです。

本筋はシンデレラと同じなんですが、劇内の衣装も王子の出会い方も全てが全然違います。内容や服装にいちゃもんをつけて爆笑しながら観ることが、馬鹿みたいな恒例行事とのこと。

夕方くらいに教会に行ってミサに参加。神父様が説教をして、子どもたちがクリスマスの劇をしていてとても可愛かったです。ミサが終わったら家族とみんなで集まって、ご飯を食べます。

お料理はソーセージとポテトサラダ。これはポーランド式のクリスマス料理だそうで、ご両親のどちらかがポーランドにルーツがあるからなんだとか。

ご飯を楽しんだ後に、プレゼント交換が始まります。各々プレゼントを開けていきます。大人になっても家族でプレゼントを交換しあって、感謝を伝え合う光景がとても印象的でした。プ

レゼントを開き終わってきたら、ゲームが始まりました。ドイツではボードゲームが習慣的にやるようで、種類も豊富にあります。言語も必要なくみんなで楽しめるので言葉が分からなくても輪の一員になれた感。

この日は夜12時にくらいで各自判断で解散していきました。

・12月25日 クリスマス当日

朝も起きてくるのはゆっくりめに、お昼ごろに家族みんなでまた集まって昼食を食べます。このときの料理は全てお母さんがの手作りで、相当な量と種類なのにすごい。

昨日いなかったメンバーも来てさらに会話が盛り上がります。食事が終わると、何をするでもなく暗くなるまでみんなでお話してました。

ベルリンの冬は15時くらいになるともう外が暗くなり始めます。このときはお父さんが部屋の電気ではなく、真ん中に置いた机上のろうそくに火をつけて、みんなでそれを眺めながらゆっくり過ごしました。なにをするでもなく家族みんなで集まってゆっくり過ごす日本のお正月のようでした。

本来ならお母さんお手製のシュトーレンを食べるようなのですが、お昼ご飯でお腹いっぱいの我々はお開きとしてお土産に各自持って帰ることになりました。

シュトーレンとティラミス こちらもお母さんの手作り

・12月31日 大晦日

クリスマスが終わると今度はお正月。このときは日本のようなお休み感はないです。クリスマスが日本のお正月みたいな立ち位置だからか重要度は低め。

みんなお正月はパーティーのように過ごすのが通例なようで、夜には友達と集まって、クラブや飲みに出かけます。

私たちは手持ちタイプの花火で穏やかに参加

夜12時になると一斉に打ち上げ花火が打ち上げられます。お昼からパラパラと上がってはいますが、夜はレベル違い。みんな個人的にお店で買ったものを広場や広いところから次々と打ち上げていくので、街中花火の音で騒がしくなります。というかうるさいくらいで、日本みたいな情緒はありませんでした(笑)

窓を開けて見ていたら、こっちへ向かって投げてくる人もいて聞いていた通りかなりカオス。夜は出歩かない方が吉です。

次の日外に出てみると、花火のもえかすがそこら中にありました。それを元旦明けくらいにごみ収集者の人たちがかたっぱしから片付けて掃除して行ってました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました