【イギリス伝統菓子5選】食べたくなったら作ればいい 歴史を知るともっと面白い

旅の図解

3ヶ月イギリス・ウェールズに滞在したことのある私。

無性にイギリスの食べ物が食べたくなる時があります。

そんな時は、自分で作ります。

日頃からお料理・お菓子作りが得意な訳でもない私。

気づいたら勝手に体が動いています。

(食欲って恐ろしいですね)

そんな私でも作れたイギリスの食べ物【お菓子編】をご紹介します。

全て日本にある材料や器具を使って作れます。

ウェルッシュケーキ(Welsh Cake)

ウェールズといえばコレ!という国民的お菓子

オーブンではなく、鉄板(ベイクストーン)で焼きます。

歴史

炭鉱で栄えたウェールズ。

炭鉱で働く夫達に、ポケットに入れて持ち歩くお菓子として妻たちが作ったのが始まり。

保存を高めるために、ドライフルーツやスパイスを使用。

スコーンとほぼ同じような材料と作り方。

違いは、中にドライフルーツが入っていること、オーブンで焼かないことでしょうか。

バターを粉と合わせてボロボロになるまで混ぜる。

そうすると、部屋中バターのいい香りが広がります。

「イギリスのお菓子といえばこの匂い」ということを思い出しました。

鉄板はないので、フライパンで焼きます。

砂糖はしっかりと付けた方が美味しいので、たっぷりと。

外はサクッ、中はフワッ。

現地でそうだったように、熱々・出来たてをいただきます。

甘いのに、くどくない。

イギリスの焼き菓子はやはり最高。

型は丸形の縁が波打っているのが一般的ですが、うちには無いのでコップの縁でくり抜きました。

他には「生地を等分に分けてから丸め、手で軽くつぶすのもアリ」と現地在住の方に教えてもらいました!

キャロットケーキ(Carrot Cake)

イギリスといえば、なケーキ

思ったより優しい甘さです。

歴史

レシピの誕生自体は中世ヨーロッパ。

イギリス国民に浸透したのは、第二次世界大戦中。

砂糖の配当が不足する中、砂糖の代わりに「にんじん」を使う『キャロットケーキ』が注目されます。

「にんじんで栄養を取ろう」というスローガンのもと当時政府により推奨されました。

にんじんの甘味だけで、これだけの甘さを出せることに驚きました。

独特の味や臭みなど一切なく、砂糖の役割をちゃんと担っている。

それでいて、砂糖のようなくどすぎる甘さもない。

そして、にんじんには「βカロテン」「食物繊維」が豊富。

最高じゃないか!考えた人天才!

材料混ぜるだけなので簡単だし、健康的だし。

上にかける「フロスティング」はなくても、私は十分美味しく頂けました。

(作るのが面倒というのもあったよね)

写真は、レモンアイシングをかけて、くるみをのせたもの。

クリスマスプディング(Christmas Pudding)

クリスマス時期になると、一斉にスーパーに陳列されます。

イギリスのクリスマスに欠かせない料理の一つです。

歴史:

元は、お肉入りのお粥のようなものが原型。

ヴィクトリア朝時代に固形へと確立。

「クリスマス前の日曜日に家族みんなで順番に、時計回りにかき混ぜる」のが伝統です。

材料を混ぜた後が大変。

ひたすら鍋で何時間も蒸し焼きにします。

蓋した容器を鍋から出しやすいように、タコ糸で結ぶので中が一切見れなくなります。

中に火が通ったのか不安になりながらも、クリスマス当日上手く焼けていたことに安堵しました。

ブランデーをかけて火をつけて、ケーキが青い炎に包まれるのが見ものです。

ですが、私のは全く燃え上がらず。

ただただブランデーが生地に染み込んでいき、ただのアルコール入りケーキみたいになりました。

(多分、ブランデーをかけてから火をつけるまでが遅かった)

良い思い出です。

クリスマスプディング用のボールがありますが、私は大きめの丸いお皿に入れて作りました。

生地が全て入る、お鍋に入る、蒸し調理に耐えられる。

これらが揃っていれば容器はなんでも大丈夫だと思います。

蓋は、布が一般的ですがアルミフォイルを使用しても上手くいきました。

ビクトリアケーキ(Victoria Sponge Cake)

スポンジの間にジャムとバタークリームを挟んだもの。

歴史:

「ビクトリア女王が愛したケーキ」

夫を亡くし、悲しみにくれる女王を元気づけるため王室のシェフ達がお茶会に出したのが始まり。

ビクトリア女王も大変気に入ったとのことで、ケーキの名前には彼女の名前がついています。

「ベーキングパウダー」が発明されたのもこの時代で、いかに最先端のケーキだったかが分かります。

イギリスに居る間に食べる機会のなかったビクトリアケーキ。

スポンジを楽しめるケーキといえばコレでしょ!と思い、作りました。

作ってみて分かりましたが、案外スポンジを作るのは大変なんですね…。

卵を混ぜていく際、ハンドミキサーで泡立てますがしゃびしゃびのまま。

恐らく機器に油分がついていたせいか?と考えてますが。

機器を拭き直し、はじめからやり直してなんとか上手く泡立ちました。

ふっくら焼き上がれば、あとは上下半分に切りジャムを挟むだけ。

バタークリームを挟むのが主流ですが、元はジャムだけだったようです。

まさにスポンジを味わうケーキとして最高のデザートです。

ジャムは、苺やラズベリーが主流ですが好きなものでもなんでもOK。

最近は、バタークリームの代わりにホイップクリームなんてのもあるそう。

パンプディング(Bread and Butter Pudding)

昔からある、SDGsを意識したスイーツ

パンを卵と牛乳(カスタード液)に浸して焼きます。

歴史

カチカチになったパンを再生させて食べれるようにしたもの。

「貧乏ケーキ」と言われていたそうですが、今やパブの定番愛されスイーツに。

固くなったフランスパンが手元にあったので作ってみようと。

パンの量に合わせてカスタード液も調節します。

パンが固かったり、賞味期限(いや、消費期限かも)があやしい時にこそ作って欲しい。

そういうパンを使った方が調度いい美味しさ。

小さくちぎって、あとは液に混ぜて焼くだけと簡単。

不格好なパンでも隠されて、立派になります。

フレンチトーストのように一晩寝かすなんてこともしなくて良し。

失敗もないので、余ったパンがある方は是非作ってみて欲しいです。

パンはなんでも大丈夫。

(だからってカレーパンとかで作っても責任は取り兼ねます)

イギリス・ウェールズで実際に食べた料理をこちらにまとめています。

よければ覗いていってください↓

最後に

ご飯が不味いと言われるイギリスですが、お菓子に関しては本当に美味しいものばかり。

そして、ドライフルーツを使ったり、にんじんを使ったり、味や甘さを出す工夫が沢山されてます。

そして、寝かせたりなどなく、比較的簡単に作りやすいものが多いと作ってみて分かりました。

今も尚、イギリスの家庭で作られているお菓子たち。

このブログが、日本の台所でそれらを作ってみたいあなたの参考になれば幸いです。

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