【2023年ブリュッセル】ベルギーで食べたものと残念名所のあの少年・少女に会ってきた

ベルギー ブリュッセルというと世界三大残念名所の一つ、小便小僧と少女がいますよね。美しい街と言われるベルギーがどんなところなのかも気になったので、自分の目で実際に見てきました。

有名な観光どころを紹介しつつ、現地で食べたものもご紹介するので観光する際の参考になればと思います。ブリュッセルに私が行ったのはお正月開けの真冬です。人もそこまで混んでおらず、街は落ち着いている状況でした。お店は通常営業で、クリスマスの空気感も少し残っていました。

小便小僧と小便少女

日本に帰ったら絶対ネタにしようという魂胆で、見に行きたいと意地で見に行ってきた小便小僧。いくら残念名所と言われたって結局見に行きたいもの。

クリスマス時期なのでデコレーションされた小僧。それなりに観光客に囲まれていて賑わっていました。タイミングによっては、柵が開いてなかったりするようですが今日はちゃんと全体を拝むことができました。

周りも観光客が控えめに居て、控えめに写真を撮っていました。各地の観光名所を見てきてこんなに控えめに撮影されている観光名所は初めて見ました。みんな一応見に来たけど、写真撮るほどではないなという一派と一応写真撮っておこう一派に分かれていました。なので比較的写真は撮りやすい。

ただ小僧が立ってる場所が横断歩道や道の角にある感じで、以外と写真を撮る良いポジションやずっと見るにはやや難しいところ。あまり長居するかんじでもないです。

少女ちゃんのほうは小僧から離れていて、真逆のところにあります。こちらは門が閉まっていました。

門が閉まっているからか場所のせいか、人が全然いませんでした。路地に入る形になるからか日も差してないし、小僧よりも華がない。写真では見づらいですが、直接見る分には門が閉まっていてももっとちゃんと見えます。

セルクラースの像(Everard t’Serclaes)

グランプラスという広場の一角にある願いを叶えてくれる像として有名。位置的には、小便小僧と小便少女の間にあるようなイメージです。ここの広場は中心的な場所なので、行く気がなくとも通りがかることが多い場所になると思います。

私より前を歩いていた二人組女性の一人がこの像に気付いて、とりあえず触っとけばかりに腕や足など色が剥げているところを触ってました。すると通りがかりの現地のおじいちゃんが笑いながらジェスチャーで「違う違うそうじゃない」とやり方を見せてくれました。

まず手首のあたりから二の腕までを腕に沿って、自分の手を滑らせながら触る。最後に犬をポンと触るんだ、と一通り見せてくれると去っていきました。

二人の女性もそれに従って、私もその後にちゃっかり続けてやってきました。

触ると幸運が訪れる、もう一度ここに戻って来られる等いろいろ良い噂があるみたいです。私は何を願ったかさえ忘れましたが、これをやったということ自体が良い思い出になってます。

セルクラースは歴史のある英雄だそうです。功績を作ったために逆に偉い人に目をつけられて、嫉妬みたいなののせいで舌と腕を切られたことが原因で死亡。この犯人は、この後民衆から反感を買って返り討ちに遭っています。気になる方は詳細を書かれてる方たちがいらっしゃるので調べてみてください。面白いです。

ワッフル(Gaufre)@メゾン・ダンドワ(Maison Dondoy)

ベルギーにはワッフルが二種類あります。ベルギーに来たら食べたいのは、ブリュッセルワッフル(gaufre be Bruxelles)のほう。

リエージュワッフル(gaufre de Liège)は日本に浸透しているものと同じで、厚みがしっかりあってフワフワもちもちなものです。ブリュッセルワッフルは、中はほぼ空洞のようでスカスカです。食感はサクッパリッというかんじでとても軽いものになっています。

メゾン・ダンドワはブリュッセルでワッフルが有名なお店で、二種類のワッフルどちらも注文できます。1階はテイクアウトやクッキー等のお土産を買う場所になってます。朝一に行ってるので混んでおらず、優しく店員さんが「カフェ?なら、3階に上がってね」と教えてくれました。オシャレな螺旋階段を上がると上でまた別の店員さんが席に案内してくれて、メニューは机にあるQRコードから見てね、と言われます。注文は店員さんまで。

トッピングはクリームとか色々ありましたが、いちごの大きいジャムがここの名物そうだったので、いちごだけに。

本当に生地が軽すぎて、ワッフルを食べている感覚がありません。甘めのいちごジャムをメインに楽しんでいるような感覚。ジャムもいちごがすごく大きくて形もしっかり残っていて、豪華。温かいできたてのワッフル生地と冷たいいちごが調和してて美味しい。

店内の席から見える景色が素敵すぎた

朝でそこまで混んでないのもあって、焼き上がり自体はそんなにかかりませんでした。店員さんたちもみんな優しくてフレンドリー。空気もゆったりしていて、おかげでほっと一息できました。

リエージュワッフルはテイクアウェイ型のお店が街で簡単に見つけることができます。見た目もファンシーで、なんか原宿のクレープ屋さんたちとダブる。

現地でリエージュワッフルは家庭の食卓にもパンの感覚で並ぶのか?スーパーに行くとベーカリーのエリアにワッフルゾーンがあって、何個か入ったセットのものが沢山並んでいました。しかもブランドはロータス(Lotus)。赤いパッケージのクッキーが日本でも有名なロータスは、ベルギーの会社です。さすが本国とあって、おやつからワッフルまで幅広く網羅して売られていました。日本でも売ってないやつも発見。

ロータスのワッフルは他の会社より少し大きい?そして砂糖が表面にまぶしてありました。これ、トースターに入れても溶けないようになっていて、温めてもザクザク感を楽しめるようになってます。ベルギーでは、ワッフルに砂糖がかかっているのは結構定番なようです。一個売りもありました。

ちなみにスーパーのデレーズ(DELHAIZE)では、プライベートブランドでワッフルを出していて、そちらの方が棚から多く消えてました。そちらのが少し安いし、味はもちろん美味しいですし、砂糖まぶしてあるやつもあります。私はお土産用に買って帰りました。

カルボネードフラマンド(Carbonade Flamande)@シェ・レオン(Chez Leon)

ベルギーでは何を食べようか、と探しているとカルボネードフラマンドというものが気になったので食べることに。牛肉をビールでホロホロになるまで煮てあるものだそうで、聞くだけでもう美味しそう。

食べてみると、ビールの味はそこまで分かりませんでした。ソースはコクがあってすごく美味しい。お肉は本当にホロホロですぐ口からいなくなってしまう。赤身肉独特の臭さとかもなくとても食べやすい。ソースがとても美味しいので、セットでついてきたフリッツをソースにつけながら余すことなくしっかり楽しみました。むしろフリッツはソースまで楽しむためのものなのでは…!

フリッツもセットでついてきました。オランダと同じく、フライドポテトのフリッツもここブリュッセルでは有名。街中を歩いていると、テイクアウェイでフリッツを買えるお店が所々あります。

ちなみに実はこのお店、ムール貝が売りのお店です。今回たまたま見つけて入りましたが、調べてみると日本語でも紹介されているページがあり、お店自体も有名なようです。店内はピークが過ぎていてもとても賑わっている程の人気店で、店員さんも親切なサービスでお料理がでてくるスピードも早かったです。ブリュッセルはムール貝も有名なので貝がお好きな方は是非お試しを。

ビール(Belgian beer)

ベルギーはビールも有名です。その関係で、有名なバーとかもありますが今回は行かず。というのも私かなりの下戸で、海外でしかも見知らぬ土地で酔っ払いながらホテルに帰るのが不安もあり行く気はあまりなく。

ただイギリス人の知人に「ベルギーに行ったら、ビールを一度は飲むべきだよ。ビールごとにグラスが違って、注がれたビールがとても美しいんだよ」と言われていたので一杯だけ飲みに行きました。ホテルすぐのところだったので、現地の人が来てるようなとこでした。

お店の人に苦さが軽めのものをお願いして、出されたものを飲むと全然苦みがなくてとても飲みやすい。変に酔うかんじもなく、後味がすっきりしていてすごく美味しい。冬場なのに冷たいビールの喉越しが最高でした。香りが芳醇ってこういうことなのか…!知人の言われたことを聞いておいて本当に良かった。すぐ知人に写真付きのメールに感謝の言葉を添えて送りました。

ベルギーにはビールの種類も沢山あって、スーパーでも沢山売っています。よく見るのは小人の絵が描かれたもの。それぞれのメーカーからも種類を沢山出していて、選択肢は様々。お酒強い人もそうでない人も無理のない程度に是非一度飲んでみて欲しいです。あまりの飲みやすさと美味しさに驚くんじゃないでしょうか。

ショコラトリー(Chocolaterie)

ベルギーはチョコレートもとても有名です。レオニダス(Leonidas)、マリー(Mary)、ゴディバ(GODIVA)、ヴィタメール(Wittamer)などなど日本でも有名な王室御用達のショコラトリーが沢山。

女性が創業者で手作りで品質にこだわっていること説明してくれました。

これらは日本にも上陸してますが、現地ではまだまだ未上陸もお店が沢山あります。新しくどんどんショコラティエがお店を出しているということで、チョコレート探索のためにベルギーに来られる方も沢山いるみたいですね。本当にチョコが好きな方には何日居ても時間が足りないかもしれません。

ゴディバではチョコがけいちごが。美味しい。

お土産ショップにも色んなブランドのチョコが沢山集められていて、ばらまき用にセットになっているものもありました。

レオニダスではマロングラッセを。マリーは自分用とばらまき用にそれぞれ。ワッフルはスーパーデレーズのもの。

せっかく来たなら日本に上陸しているブランドでも、日本未発売のものを買っていこうとそれぞれ購入。その場で試食させてくれたり、ブランドの説明をしてくれたり、みなさん丁寧な接客でした。

まとめ

ブリュッセルは観光目的であれば、1日2日で足りそうな場所でした。博物館や美術館があり、街は歩くだけでとても美しい。それでも少し時間が余るかんじでした。

食べ物は料理よりもチョコ、ケーキ、ワッフルなどのお菓子が惹かれるお店が沢山あるように目に映りました。飲むことが好きな人はビールも最高ですね。

現地の人たちは、観光地でも気質や文化、食べ物にフランスの影響を大きく受けていると実感しました。メニュー、標識もフランス語がメインです。お店の方たちは英語を話せますが、フランス語のほうが落ち着くといったかんじ。英語で話しかけると態度があんまり、なところもありました。ブリュッセルのサービス自体があまりいい評価ではないみたいで(日本に限らない世界の旅好き友人たち談)あまり期待せず、いい人にあたったらラッキーくらいのスタンスがよさそうです。

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