キャロットケーキの生まれはイギリスである。
レシピの誕生は中世だが、それが国民に浸透したのは第二次世界大戦中だった。
そもそもイギリスの土地は、食べ物に困るほどの不毛な土地。
大航海時代に入ると「ないならば輸入してしまえばいいじゃない」とばかりに、砂糖も茶葉も香辛料も、そしてシェフまでも他国から調達するようになった。
しかし時は第二次世界大戦。
海からの物流が難しくなり当然砂糖も不足した。
そこで、脚光を浴びたのが、キャロットケーキだ。
にんじん本来の甘さを利用するため砂糖不要でケーキが焼ける。栄養もある。
イギリスの食の歴史を見る限り、彼らは栄養を重視して、美味しさは二の次のような印象を受ける。
やはりここはお菓子の国と言うことか。
日々の食事は耐えられても、お茶の時間の愉しみだけは、戦争中であっても譲れなかったようだ。
人の本気は窮地に立ったときこそ試されるという。
私は窮地に立たされても、文章への意地を見せることはできるだろうか?と考えながらまた一行文章を紡ぐのであった。


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