オーストラリアでの苦い経験
オーストラリアのホームステイをしている時に、ホストマザーがカレーを作ってくれたんですよね。
日本のような、お汁の中に野菜やお肉が使っているのではなく、お肉にカレーソースが絡んでいるものでした。
味は日本風のような、なんとも言えない不思議なお味。
「味はどう?好き?」
と、ホストシスターが尋ねてくれたんですが、困りました。
正直、好きでも嫌いでもない。
この感覚をどう表現すればいいのか。
当時の私には、それを表現できるほどの英語力は全くありませんでした。
今なら「日本と違って面白い味!どうやって作ったの?」なんて繋げられるんですが。
渡航前、先生からのレクチャーで
「日本のような曖昧な表現はないから、好き嫌いをはっきりいいましょう」と聞いていました。
このカレー、好きか嫌いかで言うとどっちでもいいけど、また食べたいかで言うとNOかな。
「好きじゃないかな…」
意を決して伝えてみました。
するとみるみるダイニングの雰囲気が微妙に…
言うんじゃなかった…!
食べ続けていると、ホストファーザーが「無理してたべなくていいんだよ」と言わせてしまう始末。
今思い出しても、泣きそう…
絶対もう二度と否定的なことは言わない!(本当に無理なものが出された時以外)と決めた瞬間でした。
積み上げたトライアンドエラーで分かったこと
上手くやっている人やその道の先輩たちのアドバイスを取り入れるのって意外と難しい。
大学三年生の時、すでに就職を決めていた、明るくて人気のある先輩がいました。
その性格から採用担当の人ともすぐに打ち解けてしまうような人で、尊敬していました。
なにかコツがあるのか尋ねてみたんですが、その内容がどうも自分にはピンと来ませんでした。
けどまずは試し!と思い、教えてもらったことを実践しました。
結果、恥をかく結果となりました…。
また、今度は職場の先輩から仕事のやり方を教えていただいたときのこと。
他業者との駆け引きが大切、と教わったのでそれも即実践。
かえって申し訳なさが助長されて自分には合わない、と自分のやり方に戻しました。
助けられると思えば助ければいいし、無理だと思えば断る。
それらが貸し借りになるかどうかは考えないようにしました。
これらのことから分かったことは以下のことでした。
①自分にピンと来るものはやる価値あり。
やってみても上手くいく、罪悪感が沸かない。
②逆にピンと来ないものは、ちょっと待て、のサイン。
自分にそもそも合うやり方ではない。
または今は自分には合わないけど、将来うまくいく可能性がある。
私の真面目な性格上、教えてもらったことは即実践!と、すぐに行動に移してきました。
けれど沢山失敗と反省を繰り返した結果、時にはやらない方がいいものもあることを学びました。
その人がやるからこそ、言うからこそ上手くいくみたいなものもありますからね。
やらない方がいいものは、自分でもモヤっとしたり、しっくり来ない感覚があります。
上手くいく想像もあまりつかないものです。
その時は『待て』です。
時が経った時に、あ、あの人が言っていたこと、今ならできそう、という日がいきなりやってくることがあります。
そうしてやってみると、案外上手くいったりします。
締め
まずは焦らず、待ってみる。
寝かせてみるんです。
自分にしっくりくるまで。
自分のキャパがそこに追いつくまで。
上手くいったとき、教えてくれた人に感謝する。
それでいいと思うんです。
教えてもらって悪いから、と焦る必要は全くないんですよね。
ただ私の場合、書くことに関して、上手くいくまで待つと一生書かないことになりそうなので、恥を晒してでもなんでも今もこうして指を動かし続けています。

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