【世界観に没頭する】現実から異世界まで村上春樹と旅に出よう おすすめ書籍4選

本の図解

村上春樹さんといえば、国内外とファンが多い有名な作家さんです。

有名であればあるほど、敬遠してしまうこともありませんか?

読んでみると村上春樹さんの作品は旅に出るものが多く、思ったよりも読みやすいというのが私の第一印象でした。

『本を読む』というよりも『主人公と旅に出る』ような気持ちで、村上春樹さんの作品を手に取ってみてはいかがでしょうか。

以下、今まで村上春樹さん作品を読んだことの無い方でも読みやすいと思ったおすすめ4選をご紹介します。

羊を巡る冒険(上・下巻)

行き先:北海道

ストーリー:

ある一枚の羊の写真がもとで、親友を探すことになる主人公。

ついには北海道まで行くことになる。

本当に羊を巡って冒険に出ることになるお話。

おすすめポイント:

羊を追っていたら北海道まで行くことになる摩訶不思議なお話。

少しファンタジー感がある作品とはいえ、羊=北海道への道筋がちゃんと通っているのがすごいです。

読んでいる内にその理由について納得していたし、少し羊に関しての知識が身につきます。

親友と羊がどこにいるのか気になってページを進めていると、本当に旅をしている気分になっていました。

村上春樹さんの作品は不思議な世界感で異世界なものが多い中、『羊を巡る冒険』はまだ現実的でいて、穏やかな内容だと思います。

私個人的には、読んだ村上作品の中で一番好きです。

たぶん、羊男のせい。

ノルウェイの森(上・下巻)

行き先:京都府

ストーリー:

高校時代の親友の彼女、直子と再会した主人公ワタナベ。

直子が精神を病み、京都の療養所に入っても会い続けます。

ワタナベ大学時代を、直子との思い出とともに振り返っていきます。

おすすめポイント:

主人公が直子に会いに行くために東京と京都を行き来するので旅感は薄いかもしれません。

ノルウェーについても、物語りの始まりに主人公が飛行機の中でノルウェーに向かっていることを示唆するだけにとどまります。

ただ村上春樹さんが言及されているように、ザ・ビートルズの「ノルウェーの森」を聴きながら本作を読んでみるととてもしっくりくるのでおすすめです。

直子の療養所施設は、京都の山奥にあり、描かれていく四季がとても美しいです。

冬の描写は、まるでそこに自分もいるかのように気温まで感じられそうでした。

内容自体は少し病みそうなんですが、京都の山奥の風景と主人公の心模様を楽しめる作品です。

ところどころ、大人になった主人公の目線で、大学時代に出会っている人たちがどうなったのか言及するところが出てきます。

それが余計、作品に影を指している気がしますが、ある意味とても現実を感じられる作品だと思いました。

海辺のカフカ(上・下巻)

行き先:香川県

ストーリー:

一人の家出少年(カフカと名乗る)が香川県まで行き、自分の逃げていた境遇やしたことについて向き合う話。

同時に、障害を持つ猫と話せるナカタさんが、ある使命のために香川県までホシノさんと向かう話も平行します。

一見関係ない話が思いもよらないところでつながります。

おすすめポイント:

正直、『海辺のカフカ』は未だになんの話だったのかわかりません。

何について書かれている話なのか説明が難しいです。

カフカの話とナカタさんの話が交互に描かれていて、読み進めないとなぜナカタさんの話が書かれているのか全く分からないんです。

二つの話が交わった時に、やっと

「そういうことか!ここでつながるのか!」と納得します。

思春期の年の子らしい生々しい描写もあり、現実では衝撃的な内容でした。

ただカフカが大半を過ごす香川県の図書館(モデルなし)やそこで出会う人達とそこでの生活は、そこで過ごしてみたいと思わせる穏やかなものでした。

香川の観光地やうどんが出てくことはありませんが、香川の穏やかな空気感に触れながら村上作品を楽しむことができる作品です。

ちなみに村上春樹さんが今作を書かれる時、香川に行ったことはなかったんだそう。

「現実と違うとまずいな」と思いながら本が出版後に訪れてみると、そう違わなくてホッとしたんだそうです。

実際に行ってみなくてもあの想像力はすごい…。

【特別枠】世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド

行き先:異世界

ストーリー:

計算士という仕事をしている主人公は、依頼先でとある研究をする博士と出会ったことで、組織に狙われます。

同時に、塀に囲まれた街で暮らす「僕」の暮らしとその街の謎についてが交互に描かれます。

おすすめポイント:

現実の世界とどこかにある架空の世界「壁に囲まれた街」が交互に描かれます。

読んでいる内に、本当に異世界に行ったかのような気持ちになり、時間を忘れて没頭していました。

または、どこかで常に単角獣のいるその異世界のことを考えていました。

現実のどこかにある場所を旅する他の作品とは違い、架空の世界へと全く違う感覚を味わいながら旅することができる作品です。

しかし、作中には少し衝撃的でハラハラするような場面があります。

なかでも私は、主人公が壁に囲まれた街に入るため目に傷をつけなければならないシーンは今でも胃がズーンとしてしまいます…

そんな中、なに事も無敵に対処する「ピンクの女」が、物語を希望ありそうな感じに変えてくれてて好きです。

最後に

私は村上春樹さんの作品は

「読みにくい」、「難しい」と聞いていたので、実はずっと敬遠していました。

ある日、本当にふと

「ノルウェイの森を読もう」

と思い立ち、初めて村上作品を読みました。

あっという間に時間を忘れて、気づいたら上下巻を読み終わっていました。

社会人になってから、本に没頭するということが中々なかった私には衝撃的な出来事でした。

読み終わった後しばらくも、その世界観が続く不思議なかんじ。

完全に現実世界から切り離されて、実社会と村上ワールドに気づいたら没入している時間はまるで旅をしているかのようです。

このブログを足がかりに、みなさんの『旅にでたくなる本』を見つけるお手伝いができたら幸いです。

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