イギリス出身の有名なグラフィティ・アーティスト『バンクシー』
イギリスに行ったら、是非見てみたいという長年の願望を叶えてきました。
だって、美術館に行かずに本物の作品が外に展示いるようなものなんですから!
イギリス内、市内それぞれ散らばりすぎてるし、すでに撤去されてものもあるので、案外見れた数は少ないですが、見れただけ満足。
今後見れなくなる可能性が十分にありますから。
遠ーくから見るものや、すぐ近くで見れるものまで。
ロンドンとブリストルに散らばった作品の「行き方」「場所(雰囲気)」「作品の背景」について写真付きでご紹介していきます。
【ロンドン(London) バービカン駅周辺】

ヒースロー空港から一番近い駅で、バンクシー作品が見られる所です。
近くには、『Smithfield Market(スミスフィールド・マーケット)』
現・お肉の卸市場、前・公開処刑上がある場所でもあります。

Banksquiat. Boy and Dog in Stop and Search

場所:Barbican Centre(バービカン・センター)
住所:Golden Ln, Barbican, London EC2Y 8HD イギリス
(⇒Googleマップで見る)
徒歩🚶:4分(バービカン駅から)
背景:
2017年9月に開催された『バスキア展』直前に描かれたもの。
バスキアの作品「Boy and Dog in a Johnnypump」で描かれた黒人が、警官に職質されている。
「黒人というだけで警官に職質される」という現実と、黒人アーティストである『バスキア』は称賛されるという矛盾を描いています。
駅から住所の方向へ進んでいくと、高速道路のトンネルのようなとこへ入ります。
「本当にこんな所にあるの?」と不安になりますが、大丈夫。あります。
ちゃんと歩道もあるので安心して下さい。
駅を背にトンネル内を歩いて行くと、左手に道が開けるんですがその壁にあります。
目の前にバーーーン!!と現れます。
王冠を持ったスケボーに乗ったものも含め、バンクシーの作品です。
私が見に行った時には、ピンクの塗料で他アーティストにより上書きされていました。
透明の板で保護されていますが、近くで好きに見ることが出来ます。
バスキアのペイント部分は、塗料に厚みが出ていて「本当にここで描かれたんだ」と実感します。
グラフィティが描かれた範囲が大きくて広いので、反対側歩道に立って見たほうがよく見えます。
Banksquiat(観覧車)

場所:Barbican Centre(バービカン・センター)
住所:Golden Ln, Barbican, London EC2Y 8HD イギリス
(⇒Googleマップで見る)
徒歩🚶:4分(Barbican Stationから)
背景:
大規模な『バスキア展』が開催される直前に描かれたもの。
通常消される対象であるグラフィティ(=バスキアの作品)を、大々的に展示することを皮肉っている。
観覧車の箱として描かれた「クラウン」はバスキアのトレードマーク。
Boy and Dog in Stop and Searchに向かい合うようにあります。
こちらもバンクシーが描いた部分のみ保護されています。
近くでよく見てみると、使われている塗料の違いが見て取れます。
紙に印刷されたものとは違い、絵に厚みがあったり、スプレーの細かな飛び散りが見えて、グラフィティが目の前にあることが実感できます。
目の前のBoy and Dog in Stop and Searchより少し小さな作品なので、保護板がないと通り過ぎそうでした。

I Love London Robbo Rat

場所:Chiswell Street(チズウェル・ストリート)
住所:Sundial Court, 40 Chiswell St, London EC1Y 4SA イギリス
(⇒Googleマップで見る)
徒歩🚶:7分(Barbican Stationから)
背景:
元々は「LONDON doesn’t work(ロンドンは機能しない)」とプラカードに描かれていたもの。
「 I Love London」と上書きしたのは、別のアーティスト「King Robbo(キング・ロボ)」
彼は、ロンドンのストリート・アーティスト。
バンクシーが彼の作品を上書きしたことから、Banksy VS King Robboという関係が始まった。
イギリス内にもいくつかそのバトルの痕跡が見られる。
このネズミもその内の一つ。
現在は、他アーティストにより赤文字でPORCaMaDonnaと付け加えられている。
本当にさりげない所にあるので、一度通り過ぎました。
「さりげなくあるので通り過ぎに注意」という話を知っていても、通り過ぎてました。
ねずみのモチーフは、バンクシーの定番。
思ったよりもさりげないし、こんなとこにあるのが本当にバンクシーの作品なのか、と思ってしまうほど。
方や、オークションにかけられてすごい値段で落札されたり、飾られたりするのに、こちらはこんな野ざらしのとこにあるのか、と不思議な気分になりました。
Designated Graffiti Area

場所:ショーディッチ(Shoreditch)の「Rivington Street(リヴィントン・ストリート)
住所:83 Rivington St, London EC2A 3AY イギリス
(⇒Googleマップで見る)
徒歩🚶:7分(Shoreditch High Street Stationから)
背景:
「このエリアはグラフィティ・エリアです。ごみはお持ち帰り下さい」
警官が可愛い犬を連れていること、普段取り締まられるグラフィティの専用エリアに警官がいること、などバンクシーによる皮肉が混じっている。
このグラフィティは、お店の敷地内に描かれています。
近くで見ようとする場合、ゲートをくぐる必要があります。
お店が休みだと門が閉まっていることもあるそうですが、運良くこの日は開いていました。
ここも何も知らないと通り過ぎてしまいそうでした。
しかも、見つけても入って良いのか躊躇うような場所。
申し訳ない程度に足を少し踏み入れて、写真だけ撮らさせてもらいました。
グラフィティ・エリアと書かれているからなのか?
周囲にも沢山のグラフィティが描かれていました。
この場所は元々「Cargo(カーゴ)」というナイトクラブの中庭だったそうです。

【ブリストル(Bristol)】

バンクシーの故郷であるブリストルにも作品があります。
以下紹介作品の他にも、保護されて博物館や美術館にあるものもあり、全ては無理でした。
ブリストルには、他アーティストのグラフィティも沢山溢れています。
ブリストルはバスが主な交通手段です。
ほとんどのバスが停まるバス停The Centerを起点に、徒歩でのかかる時間を記載しています。
Well Hung Lover

場所:Frogmore Street(フロッグモア・ストリート)
住所:1 Unity St, Bristol BS1 5HH イギリス
(⇒Googleマップで見る)
徒歩🚶:7分(バスプールThe Centreから)
背景:
実際に浮気現場を切り取ったかのようなグラフィティ。
市民アンケートを取り、97%の人が残すことに賛成し、法的に保護されることとなった。
「Park Street(パーク・ストリート)」の橋から見るのがベストポジションです。
最初建物を目指して歩いたがために、怪しい裏道で下から作品を見る形になってしまいました。
下から見るのは、作品が見にくいし、道も暗くて人通り少ないとこだったのでおすすめしません。
アンチによる青ペイントがされているし、少し薄くなっていましたが臨場感のあるリアルな絵。
人通りの多い橋から見えているのに、誰も気にも留めないほどにバンクシーの絵が街に馴染んでいます。
その状況にも衝撃を受けました。
じっくり見たいけど、止まって見ているのは私だけ。
恥ずかしさと、道の邪魔にならないように、という思いで現場をそそくさと後にしました。

You Don’t Need Planning Permission…

場所:Lower Lamb Street(ロウアー・ラム・ストリート)
住所:99 Lower Lamb St, Bristol BS1 5TL イギリス
(⇒Googleマップで見る)
徒歩🚶:8分(バスプールThe Centreから)
背景:
「空想するのに建築許可なんていらない」
ブリストル中央図書館の裏手側搬入口にある作品。
描かれた当初は、換気扇二つがあり、搬入口とライトはなく、スマイリーになるよう描かれていた。(換気扇二つが目、グラフィティが口)
その後、換気扇一個が撤去されて、搬入口とライトが取り付けられた。
ここを見るには、図書館の裏手側に行く必要があります。
中央図書館を目指して「Deanery Street(ディーナリー・ストリート)」を歩いていくと、さりげない階段が現れるのでその階段を降りると見ることが出来ます。
換気扇が一個なくなって、半スマイリー状態ですが、バンクシー作品の中では可愛い目のグラフィティ。
ライト上の文字(S,I)は業者が書いたわけで、アーティストの絵を保全するためとは言え、その作業どんな気持ちで施工したのかな、とか考えてしまいます。
The Girl with the Pierced Eardrum

場所:「Hanover Place(ハノーバー・プレイス)」の路地裏
住所:Hanover Pl, Bristol BS1 6UT イギリス
(⇒Googleマップで見る)
徒歩🚶:19分(バスプールThe Centreから)
背景:
『真珠の耳飾りの少女』を元に、防犯アラームを真珠の耳飾りに置き換えた作品。
コロナ化には医者が着けるような、巨大な青いマスクが何者かによってつけられていた。
この作品は遠かった…。
私自身の問題ですが、ブリストル私立博物館・美術館方面から港エリアへ向かいました。
今まで紹介した作品は中心地で、これは港エリア。
私自身の問題ですが、ブリストル私立博物館・美術館方面から港エリアへ向かい、めちゃくちゃ歩いた体感。
Googleマップは「25分くらい」と表示したので行くことに。
通れると書いてある道が通れなかったり、長距離をもう既に歩いていて疲れてたり、雨が降っていたり…。
結果、50分くらいかかりました。
(普段歩くのは早い方)
お家がただ並んでいるだけで何もなく、あとは広い車道に車が通っていきます。
この周辺自体が地元の人しか通らなさそうな道で、外人が歩いているとアウェイな感じ。
途中不安と疲れで心が折れそうに。
「Cumberkand Road(カンバーランド・ロード)」を途中で曲がって裏道に入り、建物との間を覗くとこのグラフィティを見つけることが出来ます。
「あー、不安だった!(見つけられるか、本当にあるのかどうか)」
柵があり、近くでは見れませんが、作品が大きいので十分な距離。
人もいないし、ゆっくり見れます。
原作は色がついていますが、バンクシーのはほぼ一色。
そのお陰か、スプレーした感じや液垂れてる感じ、こすってあるような跡、下の方まで飛び散ってる塗料なんかも分かりました。
コロナ中はマスクかけられていたらしいし、見てみたかったなぁ。

おまけ
The Art Rat

背景:
バルセロナを拠点に活動する、イタリア出身アーティスト『TVBOY(テレビボーイ)』による作品
The Girl with the Pierced Eardrumのすぐ側、左側足元の配電盤ボックスにて発見。
バンクシーを彷彿とさせるネズミが、赤いスプレー缶、『風船と少女』の作品を持っています。
「The Art Rat」と赤文字で描かれているのでバンクシーのことを言っているのだと想像。
配電盤右下には「TVBOY」のシールがちゃんと貼られています。
バンクシーに対してリスペクトが感じられて、「愛を持って表現されてるなあこの作品、エモい」と感動しました。
最後に
保護板がつけられているものから、そのまま野ざらしにあるもの。
現地に行くと、その扱いの差に驚きました。
「この絵とこの絵は何の差で保護されたり、されてなかったりなんだ?」
行く前は「実際に近くで見ることに意味があるか?」と思う気持ちも少しありましたが、実際に行かないと分からないことが多くて見に行って良かったと思いました。
印刷されると塗りつぶされたようになる部分はもっと濃い薄い、があったり。
もっと細かく塗料が飛び散っていたり、実は一色で表現されたものではなかったり。
周囲の状況と絵のアンバランス差も、その雰囲気は現地に行かないと分かりませんでした。
各所に散らばっていて、一気に行くことは難しいかも知れません。
イギリスに行くことがあれば、「目的地の近くにバンクシーの作品がないか?」調べて行ってみるのがおすすめ。
この記事を読んで「バンクシーの作品を現地で見てみたい」あなたの参考になれば幸いです。
現地に辿りつくには、安定した電波が必要不可欠。
アプリ管理のe-SIM『Trifa(トリファ)』なら、好きなところから申し込みでSIMカード差し込み不要。
⇓アプリダウンロードはこちらから
海外のネット接続がアプリだけで完結!国内利用者数No.1【トリファ(trifa)】

コメント